マレーシア英語訛りが聞き取れない?イントネーションの衝撃的な特徴

マレーシア英語訛りが聞き取れない?イントネーションの衝撃的な特徴

マレーシアの英語訛りを最初に聞いた時には度肝を抜かれました。

マレーシア英語はどこから来た?

マレーシアの英語はどこ由来か分かりますか?

どのマレーシア人に聞いても、イギリス英語と答えます。

実際に、テレビやYoutubeなどの広告で流れる英語を聞いてみるとイギリス英語を話しているのに気づきます。

しかし、しかしです。

実際にマレーシア人と話してみると、イギリス英語とはかけ離れたイントネーションなんです。初めて聞いた時は、英語だと思いませんでした(笑)。

ショッピングモールや大学でマレーシア人に話してみると、かなり癖の強い英語が返ってきます。

日本人の勉強するアメリカ英語が日本語の標準語だとしたら、マレーシア英語は地方の方言です。

これは最近気づいたのですが、実際に中国系マレーシア人の話す英語は鹿児島弁のように聞こえます。鹿児島出身のぼくが言うので間違いないです。

訛り方は民族で大きく違う

3つの主要な民族が揃っているマレーシア。もちろん、民族でなまり方が異なります。

マレー系

マレーのなまりは、マレー語の話し方由来で、特有のステップがあります。

マレー語を聞いてみたら分かるのですが、マレー語はパ行やチャ行があるので、赤ちゃん言葉のように聞こえます。

中国系

中国のなまりは、中国語がそのまま英語になったような感じです。中には、中国人の話す英語を聞いて、英語ではなく、中国語を話していたのかと勘違いする人もいました。

また、アメリカ英語では音が上がる箇所で、中国英語では下がるので、まるで鹿児島なまりのように聞こえます

インド系

インドのなまりは、タミル語かヒンドゥー語のなまりがそのまま英語に反映されています

ぼくにとっては1番聞き取りが難しく、どんな風に表現すればいいのか分かりません(笑)。タミル語特有の巻き舌で発音すれば、インドなまりになるかもしれません。

あ、あと、インド系の男性はみんな首を降って話をします。これも異文化が見えていいですね。

訛りで区別する

こんな風に、なまりが違うからこそ、英語を聞いたら何系の人なのか分かります。もちろん、だいたいは外見で分かるのですが、マレーと中国で分からないときもあります。

そんな時は英語から予測します。最初はそんなこと分かりませんでしたが、2年近くもマレーシアに滞在していたら、いつの間にか区別できるようになりました。謎の能力開花です。

APUの大学講師もなまりがスゴい

もちろん、APUの大学講師も様々で、中国、インド、マレーそれぞれが教えています。

例えば、一学期に5つのモヂュールがあるとすると、1人がマレー、2人が中国、2人がインドといった感じです。その内、実際にインドから来ているインド人もいます。

最初はもう、メチャクチャ戸惑いました…!

だって、

全員、イントネーションが違う!!

という問題にぶち当たるからです。

ボイスレコーダーを使っていた事実

大学に入ったときは、講師全員のなまりが違って、聞き取るのにかなり苦労しました。

レコーダーで録音して後で聞き直せるようにしていたほどです。結局、録音した音声もほとんど聞きませんでしたが(笑)。

おかげで、クラスメイトと話をするネタにはなりましたし、大学に2年近く在籍している今は、講師の英語には問題がなくなりました。

もうアメリカ英語には戻れません(笑)。

さいごに

マレーシアに滞在しているといろんな英語が聞こえてきます。

それに対応できるようになったらマルチリンガルにはなれなくても、マルチイングリッシュスピーカーにはなれるかも…?しれません。