その国の人柄を知るには現地に行くのが一番

その国の人柄を知るには現地に行くのが一番

こんばんは、マレーシアのAPU大学生ゆうむです。マレーシアで日本人大学生が増えたなあ、と思いながら考えたことがあって、その結論がタイトルです。

周りの変化に実感するマレーシア留学生の増加

最近はcovid-19の影響もあって、マレーシア留学自体が難しい状況にあるかと思いますが、本当に増えたんです。マレーシア留学生。APUだけ見てても語学学校に行けば、日本語が普通に聞こえて来ることもありますし、APUだけでも80人近くの日本人がいると聞いてます。

ぼくの入学した2017年は同じ学年で3人だけでしたし、他にいたとしても10数名だったと思います。今となっては、ぼくが入学したときの顔見知りはみんな卒業したり日本に帰ったりでガラッといなくなりました。寂しいもんです。(笑)

と言いつつも、日本人の集まりもあったので、今の大学1〜3年生で知ってる人は少なくないです。ぼくは大学4年になったので、APUにいる日本人の中では古株ですね。もしかしたら最年長かも…。

日本人のイメージは何が正しい?

そうやって留学する日本人が増えることはいろんな文化を見る上でとてもいいことですよね。マレーシア人からすれば日本人と交流できますし、ましてやAPUなら世界130ヶ国もの人々と交流することができます。

ここでふと思ったのが、マレーシア人から見た「一般的な日本人のイメージ」と「留学生としての日本人」は同じなんだろうか、ということです。

少し前にマレーシア人の友達からこんなメッセージが来ました。「ニュースを読んでいたら、『日本人は他人に迷惑をかけたがらない傾向が強く、なるべく自分で解決しようとする』って書いてあったけど本当?」という内容です。

ぼくは「外国人に比べたら自分で問題を解決しようとする傾向があるだろうな」と思いましたし、そう返信しました。これを知ったぼくの友達は、果たしてこのイメージにあった日本人にマレーシア内でどれくらいの割合で会うことができるのでしょうか?

なぜこんな風に思うのかというと、マレーシアには「マレーシアに留学や仕事をしたいと思ってマレーシアに来た日本人」が少なくない割合でいるはずだからです。

「ふるい分け」された日本人から一般的な人柄は分からない

マレーシア留学生に絞って考えた場合、小中高の間に「海外留学してみたい」「海外の文化を知ってみたい」「英語を身に着けたい」「外国人の友達を作りたい」「海外で教養を身に着けたい」と思うような活動的な人が多いかと思います。

活動的であるとすると問題解決は自分でしようとする人が多いかもしれません。すると、ぼくのマレーシア人の友達がマレーシア内でたくさんの日本人に会ったとき、みんな積極的に問題解決する人ということになり、そのイメージがだんだんと確信へと繋がっていきます。

でも実際のところはどうでしょう?

マレーシア国内では当然「マレーシアに留学や移住してきた日本人」くらいしか会えないわけなので、その人柄がある程度偏ってしまいます。

ぼくたち日本人からすれば、積極的な人もいるし、消極的な人もいるし、という感じである程度日本のイメージがありますが、マレーシア人からすれば、そうではありません。結局のところ、現地に行かなければ、その国の人柄を本当の意味で知ることはできません。

人柄を知るには現地が一番

これは、ぼくの立場からしても同じだな、と思っています。

いくらAPUに130ヶ国の外国人がいるとしても、その人達から本当の国の人柄は見えてこない、実際に現地に足を運んで、現地のいろいろな人と交流したり国柄を観察することからしか知り得ない情報もあるんだと、そう思います。

やっぱり固定観念っていつの間にか形つくられていて。中国はニセモノが多いだとか、中東は危険な人が多いだとか。でもそれって現地に行ってみないと本当かどうかなんて分からないです。

メディアも人の目が入った情報源でしかないから。何をどう判断するのかは自分の経験に基づいて決めた方がいいですね。

それでは、今日も良い一日を!