マレーシアの大学APUの学生・講師の人種や校則、KLまでの時間等の環境を紹介

マレーシアの大学APUの学生・講師の人種や校則、KLまでの時間等の環境を紹介

「海外の大学ってどんな人がいてどんなルールがあるんだろう?」って思いませんか?ぼくがマレーシアのAPUに大学留学する前には生活環境の情報がネットにも雑誌にもなくてよく分からないまま留学していました。(笑)

実際、留学してみていろいろ驚いたことや大変なこともありましたが、なんとかやっています。しかし、事前に知っておきたいのも事実。そこで今回はぼくの通っている大学APUを参考にマレーシアに留学したい人たちからもらった質問とその回答をご紹介します。

マレーシア留学希望者からの質問!

ぼくのインスタやTwitterでいただいた質問にそれぞれ応えています。

Q:マレーシアの大学の学生のレベルや英語力はどうですか?

APUについて紹介すると、学生はピンキリです。これは入試が無いためだと思います。かなり頭が良い人もいますし、そこまで勉強が得意じゃないという人もいます。マレーシア人なら中国系の人たちが頭がいい印象です。

また、英語力は日本人より圧倒的に高いと思っていて間違いないです。特に留学生はペラペラ話します。一方でマレーシア人は自分たちの言語がある分、留学生に比べると少し英語を話しているときに途切れ途切れのことがありますが、日本人と比べれば高いです。

Q:留学生の出身はどこですか?

130ヵ国から留学生が来ているため、人種は本当に様々でここでは上げきれません。(笑)

参考までに言うと、ぼくの周りの学生たちの出身は、マレーシア、ブルネイ、インドネシア、バングラデシュ、パキスタン、インド、スリランカ、サウジアラビア、エジプト、イエメン、リビア、コンゴ、モザンビーク、リビア、マラウイ、モーリシャスなどです。

クラスにいるみんなは、まるで最初からそこにいたかのように国境など関係なく友達になるので、ある意味面白い環境です。

Q:留学生が6割とみたのですが、白人はそのうち何割ですか??

正直、白人はほとんど見たことがありません…。少し前にフランスから留学して来ている人たちを見たくらいです。

基本的に、留学生はアジアやアフリカから来てる人たちが多いです。また、マレーシア人なら中国系が多いです。

Q:講師の人種や講義の雰囲気はどうですか?

講師の人種はマレー系、中華系、インド系のマレーシア人に加えて、インド本国から来たインド人(ちょっと説明がややこしい(笑))もいます。

どの専攻にも各人種がいるので、どの専攻を取ったとしてもいろんな人種の講師から教えてもらえると思います。それでも人種の偏りはあり、工学であれば、インド系(インド人含む)と中華系が多い印象です。

講師は人によって教え方が違い、一から十まで教えてくれる人もいれば、ポイントだけおさえて残りはテキストを読んでおいてというタイプの人もいます。

服装や出席率などの大学のルールには厳しめですが、基本的にみんなフレンドリーです。講師をしてる人たちなので、教えることは嫌いではないと思いますよ。

Q:講師の英語はなまっていますか?

講師たちの英語には訛りがあるのが注意です。これが結構癖が強くて、人種ごとに訛りが違うので最初は慣れませんが、慣れるといろんな人たちの英語が分かるようになります。(笑)

いろいろなアクセントの違いが分かるようになるのは、アメリカやイギリス留学では得られないメリットですね。今や、英語圏のネイティブよりも第二言語として英語を話す人の方がはるかに多いので、あまり訛りは気にしなくてもいいと思います。

マレーシア英語(マングリッシュ)になってしまったぼくからすれば、英語はコミュニケーションのツールなので「伝わればOK」です。

Q:ごはんはおいしいですか?

ご飯は正直なところ、当たりはずれが多いというのが、ぼく個人の意見です。本当に「このレストランはおいしい」「このレストランはそこまで美味しくない」というのが目立ちます。大学の食堂も同じです。

日本でどんな食べ物を食べてもおいしい、というのはぼくが日本人だからかもしれませんし、むしろ日本という国の方が珍しいのかもしれません。そうであっても、ぼくがおいしいと思うレストランは3割くらいです。

はずれに当たらないよう注意が必要ですが、価格は日本の半額ほどで安いです。ピザが一枚500円ほどで食べられたり、タピオカミルクティーが300円程で飲めるのを考えるとかなりお得感があります。

しかし、どのメニューも野菜が不足気味なのがおしい!その辺のバランスは自分で整えておきたいところです。

Q:学校の長期休みは年に何回、期間はどれくらいですか??

1学期14週で長期休みは年2回です。これまで、学期の間に1ヶ月と学年の間に2ヶ月ほど休みがありました。また、各学期の中休みも1週間程あります。

さらにマレーシアの祝日も中国新年やハリラヤ、ディーパバリなど一週間程かけてちょくちょくありますよ。

Q:入学の基準IELTS6.0とみたのですが、今4.5で、どれくらいで入学できますか??

どれくらいの期間が必要か正確には分からないですが、出発までに6.0取れてない場合は語学学校であるAPLCで勉強してから入学になります。

APLCで勉強してIELTSで基準のスコアを取得すればいいので、おそらく2,、3ヶ月APLCで勉強後、APU入学となるかと思います。

Q:日本人はどれくらいいますか?

日本人は院生含めて約80名と聞いています。ぼくは工学なのですが、日本人は誰もいません。笑

Q:クアラルンプールから車で何分くらいですか?

KLから車で20分くらいです。渋滞が起こっていたら40分くらいかかることもあります。電車で40分くらいかと思います。

よくも悪くもない距離感です。遊びに行こうと思えば手軽に遊びに行けるけど、しょっちゅう遊びに行きたい距離かというとそうでもないですね。

Q:校則とかはありますか?

ドレスコードによって学内での服装に決まりがあるので、派手な服は着れません。男性はYシャツやベルトの着用、革靴などを履いていて、まるで会社員かのような服装です。

女性の場合は肌を露出しすぎなければあまり厳しくない印象です。

しかし、各科目でプレゼンテーションがある場合はスーツ着用が義務付けられているのでスーツは持っておきましょう。また、これはどこの大学でもですが講義の出席率は80%以上必要です。

大学で使う言葉に注意しよう

いろいろな質問をもらいますが、よく質問の中で目立つのが、「生徒」「授業」という言葉を使い続けていることです。「大学の生徒はどんな授業を受けていますか?」のような感じです。

高校まで日本で大学からマレーシアだと仕方がないのかもしれませんが、大学では「学生」「講義」と言います。

日本の大学では当然のように使われていますが、海外の大学だとどうしても英語を使うので定着しにくいですね。知らなかった人は、これを機会に「学生」「講義」を使うようにしてみてください!