マレーシアの大学講義の雰囲気はどう?科目の合格に必要な勉強量は?

マレーシアの大学講義の雰囲気はどう?科目の合格に必要な勉強量は?

マレーシアの大学ではどのように講義が行われているのでしょうか?科目に必要な勉強量もご説明します。

マレーシアの大学に留学を考えながらもあと一歩を踏み出すのに知っておきたいことの1つが大学の講義の雰囲気と勉強量ですよね。

留学した後に自分の考えていたものと違いすぎたら、後悔するかもしれませんし、別の大学に行くにしてもその時間がもったいないです。

そこで、今回は大学の講義の雰囲気や必要な勉強量の目安についてAPUを参考にご紹介します。

講義の雰囲気はコミュニケーションベース

大学の講義はとにかく講師がフレンドリーです。

講義中、座っている学生にとにかく話しかけてきます。
「What did you study in the last class?」や「What do you need to solve this?」などは耳に残っています。

学生たちもそれに答えられることもあればそうでもないことがありますが、たいていの場合は答えています。

それに、もし答えが分からなかったときは誰かがジョークを言って場が和むこともしばしば。そうやってコミュニケーションしながら講義が進みます。クラスもガリレオのドラマのように大きなホールではないため、講師と話しやすいのも特徴的ですね。


なお、ぼくは日本の大学に通ったことがなく、高3の時にオープンキャンパスに行ったくらいですが、みんなシーンとしたクラスの中、受け身に講義を聞いているイメージを持っています。

実際にはどうなのか知らないんですけどね。でもYouTubeにアップされている慶應義塾大学の講義などを見る限り、あながち間違っていないんじゃないかと思っています。

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博士も冗談を言うけど皮肉ジョークが多め

講師の中には博士を取っている人も多いのですが、彼らの話はとりわけ皮肉めいています

例えば、学生が講義中にスマホを見ていたら「何か体調が悪いの?なら講義よりも病院に行った方がいいよ。出席はちゃんとあげるから」と言います。

それでも学生がクラスを出ていかないと「なんで出ていかないの?体調が悪いんでしょ?君の行動は理解できない」という感じに終結します(笑)。

こんな感じのが人によって男女関係なくあるので、面白いというか、突っかかるというか。まあ、こういうのはいつも学生の方が悪いんですけどね。

逆に博士を取得していない人はこんなことを言うことはほとんどありません。やっぱり研究していた人は特に細かいところまで気を配りながら研究データを取っていかないといけなかったのと、論理的思考が人より優れているのでこうなる傾向が高いんだと思います。

これは日本でもどこでもあるはずなので、気にすることはないでしょう。

マレー語が入ることもある

私立大では原則英語なので、講義中にマレー語が話されることはほとんどありません。しかし、マレー系の人たちがジョークをマレー語で話すことがあります

このときぼくは何言ってるのか分からないんですが、マレーシア人は分かるのでみんな笑うんです。なのでこの時は半分くらい笑ってる人がいる反面、残りが笑っていないという面白空間が出来上がります。

最初はマレー語しゃべるなよ、と思ってた気がするんですが、今はもうどうでもよくなりました(笑)。

ちなみに、マラヤ大学ではマレー系の割合が非常に高いです。そのため、講義中に学生がマレー語で質問して講師もマレー語で答え始めることがあって「わけ分からん」とその大学に通うぼくの先輩が言ってました。

こうなったらもうお手上げかマレー語を勉強するしかないですね。

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合格に必要な勉強量と勉強法

必須科目の勉強量は科目内容にもよりますが、講義に出席してテスト前にある程度、復習と演習をすれば問題ありません。その勉強法も大切なところをピンポイントに勉強しておけば大丈夫ですよ。そのコツをお教えします。

英語を使っての試験勉強で大切なポイント

まず、クラステストや期末試験で合格するためには、もちろん英語で勉強して英語で答える必要があります。でも英語の内容って日本語ほどにすんなり入ってこないし、出てもこないんです。

例えば「Time shifting is an operation on a signal that shows up in many areas of signals and systems」と頭に入れるより

「タイムシフトとは信号とシステムの分野でよく現れる信号操作である」と入れた方がすんなり入って来ますよね。ちなみに、これは実際にぼくがメカトロ工学で勉強したことです。

英語が得意な人はそんなことはないんでしょうが、ぼくは英語がすごく好きというわけではないので、日本語ほどには入ってきません。そうなると、英語での勉強は重要な箇所を重点的になるべく少ない時間で勉強することが大切になります。

そのときに使うのが、講師から配布される講義のプレゼンテーションのスライドとテキストです。クラステストと期末試験の範囲は、講師からChapter 1のどこどこ、という風に教えてもらえるので、そこに関するスライドを勉強します。

スライドを読んでも、よく理解できなかったり、もっと詳しく知りたかったりする場合は、テキストを読んでみましょう。それでも分からなかったら、友達に聞いたり、講師への相談時間を予約して聞いてみるのもいいですよ。

スライド写し勉強法

ぼくの勉強方法は、とりあえずスライドに書かれていることをノートにまとめ直してみる、というものです。

一見すると、スライドを写しているだけなのでスライドを読めば済むように思えますが、自分でまとめ直すと結構記憶に定着するんです。ノートのこのページにこんな風に書いたな、という感じで記憶の取っ掛かりを作ることができるので思い出しやすくなります。

スライドだけだと、いざテストに解答するときに「あれ、何だったっけ?」となる可能性が高くなります。いわゆる覚えたつもり現象ですね。

なので、英語が頭に入ってこないという人は、一度スライドまとめ作戦を試してみてくださいね。

さいごに

マレーシアの大学の講義はフレンドリーですので、日本とはまた違った勉強ができるはずです。

また、合格するためには必死にならなくても日常的に勉強しておけばOKです。英語での勉強に慣れない人は、スライドをノートにまとめてみてくださいね。