パッと見で分かる?人種多様なマレーシア人と外国人を区別する方法
- 2018.02.12
- マレーシアで生活

スラマッパタン!
マレーシアには多種多様な人種がいます。そこで気になるのが、マレーシア人と外国人は区別できるのか、ということ。今回はマレーシア人を判別する方法についてご紹介します。
多種多様なマレーシアの人種
`マレーシアは他民族国家で主に、マレー系、中国系、インド系の人々が住んでいます。そんな国なので当然、街中を歩いていると、すれ違う人それぞれの肌の色や服装が違います。人種が違えばもちろん、宗教の違いもあるので、街の風景もあちこちでデザインが違っていて面白いです。
そんな風にもともと様々な人種や文化が入り混ざっているマレーシアでは、マレーシア人なのか外国人なのか区別するのが簡単ではありません。
ぼくがマレーシアに来たときは、最初から語学学校に通っていたため、周りにいる人たちは外国人ばかりでした。そのため、マレーシア人かどうかは全く気にしていませんでした。しかし、語学学校を卒業し、大学に入ったばかりの時、リビア人の友達と大学を歩きながら話していたら「あの人は、たぶんマレーシア人だよ」と言ったのです。
それを聞いたぼくは、どうやって区別したのか、正直なところ全く分かりませんでした。それくらい難しいです。では、どうしたら区別できるのでしょうか?
マレーシア人と外国人を区別する方法
一年近くマレーシアに滞在してきたぼくの経験から、マレーシア人と外国人を区別する方法を簡単に分析してみました。
外見
まずは外見から区別できるのかどうかについてです。これは肌の色がポイントになります(差別的な意味合いではありません)。
これについては、まず白人は簡単です。マレーシア人はみんなアジア系ですので、もし街中で白人を見かけたら間違いなく外国人だと思ってよいです。
また、黒人も肌が真っ黒な人だったら外国人と思ってOKです。ぼくの大学の友達でアフリカから来ている人はみんな真っ黒な黒人です。
次にアジア系の人種同士での区別についてです。
どうしてぼくが「真っ黒な黒人」という表現を使ったのかというと、肌の黒さに強弱があるためです。基本的にマレー系とインド系は日本人に比べたら肌が黒いですが、真っ黒ではありません。一方で、中国系は完全に日本人と肌の色が一緒です。
そのため、マレーシア人同士なら肌の色でマレー系かインド系または中国系と簡単に見分けることができます。
しかしこれがマレーシア人と外国人(アジア系)となると、一気に区別が難しくなります。正直、ぼくは外見から区別できる自信がありません。
言葉
外見での区別が難しいとなると、次の判断材料となるのは英語のイントネーションです。
日本人はアメリカ英語を勉強するため、アメリカ英語のイントネーションがスタンダードになっていますが、マレーシアではイントネーションが異なります。現地では「マングリッシュ」と呼ばれる英語が話されていて、イントネーションが独特です。
ですので、話をすれば一瞬でマレーシア人だと分かります。それでも、一瞬で判断するにはそれなりの英語力が必要にはなります。
または、マレーシア人の言語でも判断します。マレーシア人は人種によってマレー語、タミル語、中国語を使っているときもあります。
よって言語の種類からも一瞬でマレーシア人を判別することができます。
直接聞く
直接聞いてみる。これはもう最終手段です。笑
英語の発音で区別できれば、それに越したことはありませんが、英語力が足りず、イントネーションだけで判断できない場合は迷わず「Where are you from?」と聞いてみましょう。
1秒で答えが返ってきます。
結局、パッと見で区別するのは難しい
ぼくはマレーシアに長く滞在してやっと区別ができるようになってきました。それでも、「この人はマレーシア人っぽいな」「あの人は外国人っぽいな」程度です。
また、ぼくがタクシーを利用するときに運転手に「どこから来たの?」と聞かれることもあれば、いきなり中国語で話しかけられることもあります。笑
つまり、マレーシア人も自分の国の人なのか、外国人なのか区別がしっかりとできていないということです。だからマレーシア人か外国人か区別できなくても気にすることは全くありません。
堂々と間違えましょう。笑
まとめ
マレーシア人と外国人を区別する方法は次の通りでした。
- 白人か黒人(真っ黒)なら外国人
- 肌が日本人より黒ければマレー系かインド系。同じなら中国系のマレーシア人(かもしれない)
- 英語のイントネーションがマングリッシュならマレーシア人
- 英語と一緒にマレー語かタミル語か中国語を話したらマレーシア人
マレーシアに来たら、街中でマレーシア人か外国人か区別してみてください。外見からでは本当に難しいことが分かるかと思います。
それにしても、マレーシア人でも出身国が区別できないことを知ると、マレーシアで人種の違いがいかに曖昧なことなのかが分かりますね。
結局みんな同じ人間。
マレーシアのように、「この人は何人、あの人は何人」といった境界が全世界でぼやけていったら、もっといざこざのない世界になるのかな、とこの記事を書きながら考えさせられました。
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