進路どうしよう?と悩む高校生はiBS外語学院へ行ってしまえばいい

進路どうしよう?と悩む高校生はiBS外語学院へ行ってしまえばいい

自分の進路が決まらないと悩んでいる高校生は、鹿児島にあるかなり変わった学校「iBS外語学院」に行きましょう。鹿児島にある、ぼくの母校です。

どうも、iBS外語学院38期卒業生のArk(アーク)です。本名はゆうむですが、学院ではアークと名乗ってました。

今、マレーシアの大学に留学しているのですが、それもこれもこの学院があってのことです。そんなお世話になった学院に恩返しの思いを込めて、紹介記事を書きました。

書かれているのは、ぼくの思いと学院生活の一部だけではありますが、少しでも進路に悩んでいる人の励みになったら嬉しいです。それでは、どうぞ!

進路に悩むならiBS外語学院に行ってしまえばいい

今、もしあなたが

「特にやりたいことが無い」
「勉強の意欲が出ない」
「今後どうすればいいのか分からない」

という風に悩んでいるのであれば、それはかつてのぼくと同じです。あの頃は完全に迷子状態でした。

しかし、iBS外語学院という変わった学校に行ったことによって、ぼくの世界は一変して今やマレーシアに留学しています。

だから進路に迷っているのであれば、iBS外語学院への進学をゴリ押しします。

iBS外語学院公式サイト

でもまあ、ひとことにiBS外語学院と行っても一体なにがあるのか、なにが他の学校と違うのか、よく分かりませんよね。

そこで、今回はぼくが体験したイレギュラーな1年をちょっとだけご紹介します。

進路が不安定な高校3年生と敗北

高校生のころ、ぼくは自分の進路に悩んでいました。

進学校に通っていたぼくは、高校3年生で受験勉強の真っ最中でした。周りはみんな部活も辞めて猛勉強。図書館も毎日閉まるまで満員状態でクラスの中は勉強モードの空気がピリピリ張り詰めていました。

そのときの日課は、センター試験までの日めくりカレンダーをめくること。”ただの紙”をめくるだけなのになぜか緊張感が増していきます。

そんなストレスにまみれた日々にぼくはなんだか違和感を覚えていました。そして徐々に勉強の意欲もダウン。英単語を覚えるたびに「何のための勉強なの?」という疑問だらけでした。英語なんていつ使うのか分かりませんでしたし。

結局、第一志望の大学には不合格。不合格という結果を見ても「まあ、そうだろうな」という気持ちでした。

悔しくはありましたが、だからといって悔しすぎたわけでもありません。何をしようとも思っていなかったぼくは、そのまま露頭に迷いました。

選んだのは、あり得なかった選択肢

しかし、何かしら進まなければなりません。目の前にあるのは3つの道。

浪人して勉強を続ける。
専門学校に行く。
就職する。


起業とかは全くもって興味が無かったので、選択肢はこれくらいです。

浪人しようかとも思いましたが、そもそも勉強の意味も分からないやつが浪人したところで結果は見えています。かといって就職もなあ…。

そんな風にモヤモヤしていたところ、ふと母親からこんな提案がありました。

「iBS外語学院に行ってみたら?」

そこは、ぼくが「こんなところ死んでも行きたくない」と思っていた学校です。そして何をトチ狂ったのか、ぼくはその学校に通うことになりました。

絶対やりたくなかった「Review for the Day」

絶対に行きたくないと思っていたのには「ある理由」があります。

それは「Review for the Day」というiBS外語学院特有の時間です。

この時間になると学院生一人ひとりがクラス全員の前に立って何か話をするんです。

わけ分かんなくないですか!?

なんでわざわざ前に立ってまで話をしないといけないのか、頭が追いつきませんでした。

この”芸当”を初めてみたのが、確かぼくが中学2年のときです。ちょうどiBSの体験授業が開催されていたので、母親に連れて行かれました。

高校には無かったアクティブ過ぎる授業

その日のクラスのトピックは「Virtue(美徳)」と「Vice(悪徳)」でした。

テーマはさることながら、どうしてこんな超細かいことを覚えているかというと、その時のクラスの雰囲気がぼくにとって異常だったんです。

先生がマジでアクティブ。

クラスの机は中心を囲むように並べられていて、カナダ人の先生はその中を歩き回りながら説明します。それも体全体を動かしながら

表情も笑顔になったり真剣になったり、向こうの生徒の近くに行ったと思ったら、こっちに来たり。とにかく動き回っていました。

生徒たちも負けてません。先生が質問すると誰かが手を挙げて答えます。それが正解だろうが、不正解だろうが関係ありません。

先生はしっかりと応えてくれますし、時にはジョークも混ざってみんな豪快に笑っています。

英語「で」勉強する授業

あ、忘れていましたが、ここまで説明した授業はすべて英語です。

iBSは「英語を」ではなく「英語で」学ぶというスタイルを掲げています。

じゃあ「英語が話せる人しか行けないじゃん」とか思うじゃないですか。それが、みんな普通に間違えるんですよ。

英語がすごく上手な人はクラスの中でも2、3名だけです。それ以外は高校英語も怪しいレベル。

それでもクラスで話します。

むしろ、みんな間違えることで「自分も間違えていいんだ」という安心感が生まれるんです。そうして、いつの間にか英語が話せるようになっていきます。

自分の人生には関係ないと切り捨てた「レビュー」

すこし脱線しましたが、問題の「Review for the Day(通称:レビュー)」について。

これは、クラスに南徹学院長が来てから始まります。そして、まるで宣告を下されるかのように、生徒の名前が呼ばれます。

すると生徒が次々と前に出て、ホワイトボードのそばで自分の思ったことや学んだことを赤裸々に話していくんです。しかも何人かは英語です。

もう頭がついていけないじゃないですか。どうしてそうやって数十名いるクラスの中で堂々と話ができるのか。

人見知りのぼくにとっては、もはや拷問そのものでした。

レビューを見た後、速攻で「この学院はぼくとは無縁の世界で、絶対に来ることはないな」と切り捨てました。

処刑がプレゼンへと変わった瞬間

それがどうしたことか、ある日ぼくは処刑台であるレビューの場に立っていました。

心臓はバクバクの上に頭は真っ白。言葉を発するとそれが頭の中から消えていって、何を話してるのか分からなくなるんです。

挙げ句の果てに、口から出てくるのは「今日の天気はいいですね」という小学生の作文レベルの文章(笑)。

でも人間ってスゴイなと思うことがありまして。その意味不明な環境に慣れるんです。

みんな話してる内容は、最初はそりゃあもう小学生低学年レベルでした。でもその内、ニュースで見た内容の感想や本を読んでのアウトプット、授業内容のさらなる分析など、見違えるように話し始めます。

ぼくには、それにハッキリとした分岐点がありました。

ある日、何を思ったか20分も話し続けてたんです。

覚醒した日に語った「自分とは何か」

その内容は、つい先日に小説で読んだ内容で「自分たちは一体どこに向かっているのか」という問いについてです。これは、ぼくがその頃に考えていたことと全く同じで、食い入るように読んだのを覚えています。

この問いに対して、小説の主人公が導き出した答えは「自分たちは『自分』に向かって進んでいるんだ」というものでした。

つまり、ぼくら人間は死ぬ寸前その時まで「自分」というものを完全には知りえないんです。人生では、常に新しいことを知りますし、考えもコロコロと変わります。

だからこそ、死んでこの世からいなくなってしまうその直前まで、ぼくたちは「自分」に向かって歩み続けているんです。

これを話したぼくは感無量でしたが、クラスメイトたちの表情は勘弁してくれでした(笑)。

この話に対して南学院長は「それは禅の教えのようなことだね」と話していたのを明確に覚えています。

自分の興味を見つけられる「レビュー」

最初は拷問だったレビューのおかげで、ぼくの興味の扉が開きました

それから、普段何気なく疑問に思っていたことを考える時間が加速していったんです。こんなことが起こるなんて予想だにしていませんでした。

また、一時期は、翌日のレビューで何を話そうかと考えすぎて眠れない夜が頻発する始末でした。

どうやらぼくはiBSマジックにかかって人格が突然変異してしまったようです。

他にもあるiBSマジック

iBSマジックの要素は他にもたくさんあります。

挨拶が自然と口から出る自分になる

学院に行くとスタッフや先生たちが眩しい笑顔で「ハロー」と声をかけて来るんですが、最初は恥ずかしくて小さな声で応えてました。いや、応えていたのかも怪しいです。

それなのに、どうしたことか入学して数ヶ月後にはいつの間にか自分から声をかけていました。こうした変化に1番驚いたのは他でもないぼく自身です。

みっちり詰まった学院スケジュール

学院のスケジュールはみっちり詰まっていて、霧島での合宿に…

英語が話せないのに同時通訳の練習(笑)

動物園での授業、屋久島での自然との対話など盛りだくさんです。

異世界にどっぷり浸かる短期留学

また、オーストラリアのパースへの1ヶ月の短期留学もあります。そこでは、ホームステイしながら、P.I.C.Eという語学学校に2週間通って、様々な国の人たちと交流します。

ぼくのときはホストファミリーが超優しい人たちで、BBQやサーフィンに友達と一緒に連れて行ってくれたり、いろんなレストランでごちそうしてくれたりしました。

また、学院長がいる最初と最後の週には、動物園やワイナリー、世界遺産ピナクルス、ロットネスト島に連れて行ってくれます。

この写真はロットネスト島の端の展望台まで自転車で行ったときのものです。

真夏のパースは日差しが強烈で、たった一ヶ月でこんがり焼けてしまいました。

英語でプレゼン!?メインイベント「iBSスピーチ」

また、学院の大イベントである「ストリートスピーチ」と「卒業スピーチ」では、自分のテーマにそって10-15分話します。

それも100名以上もいるような観客の前で、スポットライトを浴びながら、英語で、です。

自分でもスピーチするなんて想像できませんでした。高校でも限られた人しかしませんから。

スライドは日本語、話してるのは英語

スピーチで話している時間は緊張こそしましたが、それよりも「伝われーっ!」ていう思いが強かったです。

まあ、スピーチ中にある実験で失敗してしまったんですが、今ではいい思い出です(笑)。

比較文化研究所で様々な内容を学ぶ

ちなみに、iBS外語学院は別名「比較文化研究所」です。なので、クラスでは外国の文化や心理学、裁判、ニュースなど様々なトピックを扱います。

と、同時に日本の歴史や文化もみんなで頭を回しながら学びます。もちろん外語学院らしく英検対策や英語だけ話して行う授業もありますよ。

小中高では決して味わえない「人格変動」のスイッチが入る

こうした活動を1年という短い期間に詰め込んで行っている間に、みんなに人格変動が起こるんですね。恐ろしい(笑)。

ぼくの同期も最初の頃は口も聞けそうに無かった人が、大勢の前でスピーチをするまでになって、すごい変わりようでした。

ほんとにみんな一生懸命になってスピーチの練習をしていたのが、今では懐かしいです。

自国を知らずして国際人を名乗るなかれ

iBSの教室にはこんな言葉が掲げられています。

「自国を知らずして国際人を名乗るなかれ」

まさにその通りだと思いますし、iBSの授業はそれに応えるべくして実施されます。

1年を通して学んだぼくの同期たちは卒業式と入学式では別人の顔になっていました。他の期もみんなそうです。

入学式と…
卒業式!

そして今ぼくは、マレーシアのAPUでメカトロニクス工学を学び、全身を通して異文化を体験しています。

南学院長がマレーシアの大学に来ました!

ぼくが高校生の頃、海外に行くなんて、ただの1ミリも考えていませんでした。それがたった1年間、iBS外語学院で過ごしただけでこんなになりました。

人生、本当にどうなるか分かりません。

さて、これからどうするか

もし、コレを読んでいるあなたが、かつてのぼくのように大学と勉強に意味を見いだせず、進路に悩んで露頭に迷っている。

そんな期間なのであれば、iBSマジックにかかってみるチャンスなのかもしれませんよ。

iBS外語学院公式サイト