演技をするように息を合わせる「競争」から「協創」へのシフト
- 2022.04.30
- えんが話
これまで抱いていた「競争」という概念が一転して「協創」になるということに気づいてしまいました。
「競争」という考えの植え付け
みなさん、競争は好きですか?好きという人もいると思います。ぼくは嫌いです。笑
「競争」というと、どうも緊張するし心拍数が上がって息苦しくなります。これはずっと小さいときから学校教育でテストや運動で「競争」という概念を植え付けられたからでしょう。
そしてそれだけ小さいときから植え付けられたイメージは簡単には無くなりません。
ぼくの場合は、テストや試験と聞くと、嫌でも胸のあたりが窮屈になります。同じような経験がある人もいるんじゃないでしょうか?
そこで、ちょうどさっき、この印象を覆す考え方をひらめいてしまったんです!!
ゲームで気づいた「演技」という視点
それは、久しぶりにモンハンライズをしていたときでした。(ゲームに詳しくない人にはすみません!)
ヌシ・ジンオウガというモンスターを狩ってたんですが、どうも「いい狩り」をしようとするとすごく緊張してしまっていました。
この「いい狩り」というのが曲者で、いろんな考え方があるじゃないですか。
例えば、「ダメージを一切受けない」と「これまでで一番早いタイムで倒す」とかです。これが良くなかったんです。
どういうことかというと、過去の自分や他にプレイがうまい人と「競争」をしてたんですよね。だから心拍数が上がって緊張しながらゲームをしていました。
これじゃ自分の良いプレイはできず、結果、何度も「いい狩り」はできずに終わってしまっていました。そんな状況の中、もう一度プレイしたときにジンオウガと戦っていたら、ふと思ったんです。
「あれ?なんか自分とジンオウガって一緒に演技をしてるみたいだな」
演技を協創すると考える
ジンオウガに限らず、モンスターって決められたパターンに沿って動くし、攻撃してくるんですよね。
これはどんなアクションゲームにおいてもそうです。
コンピューターもだし、人間のプレイヤーであってもゲームのキャラクターを操作する限り、必ずその動作にはパターンがあります。プログラムされていない動きをするなんてあり得ないです。
そう考えると、ぼく(プレイヤー)という「ハンター」とジンオウガという「モンスター」って演技をしているのと同じなんです。
ジンオウガが攻撃してくれば、その攻撃を避けてからこちらの攻撃を入れる。そしてまた攻撃をかわして攻撃をする。
これってなんだか2人で息を合わせながら良い演技(プレイ)を作ろうとしているように思えませんか?笑
もう、ぼくには、そう思えずにはいられなくなりました。
これが「競争」が「協創」へと変わった瞬間です。
もちろん、これらは相反するようですが、同時に存在していることになります。考え方の違いで、上のモンハンの例をそれぞれの方向から考えると次のようになります。
- 競争:過去の自分や他のプレイヤーと比べて、どれだけ良い狩りができるかを競う
- 協創:ハンターとモンスターとの掛け合いで、どれだけ良い演技ができるかを創る
いやー、これ面白くないですか?
特にモンハンのように「モンスターを狩る」ことがテーマになっているゲームって「良い狩り」を求めがちになって無意識の内に「競争」してると思うんです。
だれも「モンスターと良い演技をするために狩るぞ!」とか思ってないですよね。笑
でも一度「協創」と考えると、全く違う世界が広がっていました。
なんと言っても、緊張しないんです。むしろ楽しい!
「どうやったらモンスターをうまく狩れるか」ではなく「どうやったらモンスターと息を合わせて良い演技ができるか」に集中するので、モンスターが敵から仲間になるんですよね。だから楽しいし、緊張しない。
頭おかしいと思われるかもしれませんが、面白いことに、「良い演技をする」ことに集中したら、これまでで一番早く狩りができました。笑
楽しむことが一番だってことです。
「競争」から「協創」へのシフトは何にでも当てはまる
この「競争」=>「協創」へのシフトは、別にゲームに限った話ではなくて、試験やビジネスにも当てはめられます。
試験で考えると、
- 競争:他の人と比べて、どれだけ良い点数が取れるかを競う
- 協創:試験問題との掛け合いで、どれだけ良い答えを出せるかを創る
ビジネスで考えると、
- 競争:競合他社と比べて、どれだけ良く稼げるかを競う
- 協創:競合他社との掛け合いで、どれだけ良いものを提供できるかを創る
ポイントとなるのは、「周りと比べるか比べないか」の視点の違いです。
上の例でも、比べれば「競争」に、比べなければ「協創」になってますよね。
いやー、今日イチでいい発見をしました!今日は興奮して眠れなそうです。笑
競争が得意な人もいると思うので、そんな人は競争で考えても良いと思います。
でも、競争が苦手だな、という人は協創という考え方にシフトしてみてはどうでしょうか?
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