貧乏の幸福

貧乏の幸福

貧乏には苦しみしかないのだろうか。古くからの日本人の考えでは、あらゆるものに神が宿り、「貧乏」でさえも神の存在を認めてた。

でも、最近は満たされないことばかり考えて、そこにある本当の意味を忘れてしまっているんじゃないか。そう思って浮かんだ言葉たち。

古くから日本人の心に宿る
「詫び」を噛み締め、
「寂び」を楽しむ。
その意識を忘れてしまうのなら、

「当たり前」という言葉に毒され
どんなに些細なことに対しても
どんなに苦しいことだとしても
そこに眠る「有難い」という
日本の感謝の言葉の本当の意味を
感じられなくなるのなら、

今、自分の手元に無いものに不満を持ち、
今、自分の手元に有るものを蔑ろにして、
心が貧困になってしまうのなら、

ぼくは、貧乏でいい。