マレーシア人にある価値観の柔軟性を日本人に知って欲しい
- 2020.03.13
- マレーシアで生活
マレーシアでは主に3つの人種が住んでいますが、生活していて強く感じるのが価値観の固形化がされていないということです。
日本なら日本人が住民のほとんどを占めており、外国人と接する機会はあまりないため、日本人ならこうだろうと言う常識感覚があるかと思います。
でもマレーシアのように多くの人種が1つの国に集まって住んでいる場合は、3つの人種であればそれぞれ3つの文化が固有に存在しています。
そのため、例えばマレー系の人が中国系の人の生活習慣を見たときに「ああ、これが中国系の人たちの文化なんだな」というふうに認識します。認識というよりも実際にそのやりとりを見てみると受け入れているように思います。
それは決してマレー系の人たちが中国系の人を見たときに思うわけではなく、中国系の人がマレー系の人を見たときでも同じように「こういう文化なんだな」と解釈します。
マレーシア人にはこのような考え方をする習慣がついているため、本当の意味で他人を尊重し、個を尊重しながら、生活していると肌で感じます。
一方で日本人は、礼儀や他人を尊重すると言う意味で日本人らしさというものが生活の中に溶け込んでいます。相手を思いやり、マナーを持って生活をする日本人の文化はとても素晴らしいですが、それと同時に「自分はこうしてるんだから、相手もこうするべきだ」という相手への期待や圧力を強く感じます。
そうではなく、マレーシア人のように、「この人はこういう文化や生活習慣の中に生きているんだな」とお互いに受け入れ合いながら生活できたら、より一層周りのストレスから解放されて個性を生かし合いながら生活していけるんじゃないかなと思います。
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