【マレーシア・インド系】セルベンドレンにインタビュー

マレーシアで生活

【補足】こちらは2018年に大学の友達にインタビューしたときの記事です。

インド系マレーシア人のセルベンドレンに話を聞いてみました。大学の空いていた講義室で積極的に話してくれましたよ。インド英語の発音はちょっとクセが強いですが頑張って聞いてきました。笑

インド人の万能の挨拶「ワナッカム」

ゆうむ:じゃあ最初にインド系マレーシア人の挨拶を聞いてみたいんだけど。

セルベン:インド人の挨拶は「ワナッカム」

これはタミル語で、朝でも夜でも夕方でもいつでも言えるよ。英語のハローみたいな感じ。タミル語には、ちゃんと「おはよう」とか「こんにちは」もあるけど、一番良く使うのはこの挨拶だね。

ゆうむ:へぇー!日本語には「ワナッカム」みたいにいつでも使える言葉がないから、すごく便利だなあ。あっても「よう!」とか「お疲れ様です」くらい。笑

マレーシア人は種族で言葉が違うんだよね?

セルベン:そう。ぼくの家族はインド系マレーシア人だから、家族とかインド系の友達とはタミル語で話すよ。大学では、英語を話さないといけないけど。

ゆうむ:確かに。実際、インドから来たインド人の友達ともタミル語で話してるよね。その感覚って日本人のぼくには分からないから面白いなあ。

インド人はやっぱりインド料理を食べる

ゆうむ:食べ物は何を食べてるの?

セルベン:いつもインド料理を食べてる。1番好きな食べ物だったら、トーサイとかビリヤニとか。

ゆうむ:やっぱりインド料理を食べるんだ。トーサイって記事をクレープみたいに焼いたインド料理だよね。

セルベン:そうそう。卵や玉ねぎ、ポテト、バター、チーズといったいろんな食べ物をトッピングできて、カレーのスパイスと一緒に食べるよ。

ゆうむ:トーサイはマレーシアに来て初めて食べたけど、ぼくも大好き。ビリヤニって?

セルベン:ビリヤニは鶏肉とか野菜がたくさん入ったご飯のことで、パキスタンから来た料理だけど、インドバージョンのビリヤニもあって美味しいよ。イドリーっていうインドのお餅も好きだなあ。

ゆうむ:なんか食べ物の話をしてたら食べたくなってきた…

セルベン:他の伝統的な食べ物に、ご飯を使った甘いお菓子もあるよ。ぼくは特にレモンライスが大好き。酸っぱくて辛い、ちょっと変わった味だけど。

レモンライスっていう英語の名前だと味が想像できないけど、実際の名前はプリヨーダライ(Puliyodharai)っていうよ。

ゆうむ:いや、それを聞いても全然分からない。笑

伝統的な行事には伝統的な服装を

ゆうむ:伝統的な服装にはどんなものがあるの?

セルベン:ドーティ(Dhoti)っていう服がある。インド映画の「バフバリ」とかを見たらみんな着てるのが分かるよ。白くて長い服で、お寺に行ったりお祭りに行ったりする時に着ることが多い。お祭りの例でいえば、ディーババリとかタイプーサムとか。

ゆうむ:へぇ。そういうお祭りはみんなヒンドゥー教に関係してるの?

セルベン:そう。インド人の伝統的なお祭りはみんな宗教的なお祭りだよ。

ヒンドゥー教の行事がまとめられた「タミルカレンダー」

セルベン:そういえば、4月にはタミル新年があるよ。

ゆうむ:タミル新年?

セルベン:そう。ヒンドゥー新年とも呼ばれてる。

ゆうむ:え、ちょっと待って。その2つは同じものなのに呼び方が違うの?

セルベン:一般的にはヒンドゥー新年って呼ばれてるんだけど、ぼくの言語はタミル語だからタミル新年って呼んでる。宗教はヒンドゥー教だけど。

そして、新年はタミルカレンダーで決められるんだ。

ゆうむ:タミルカレンダーって?

セルベン: ヒンドゥーカレンダーもあるよ。

ゆうむ:ヒンドゥーカレンダーも!?

セルベン:といっても、どっちも同じものなんだけどね。笑 さっきの新年と同じで、ぼくはタミルの人だからタミルカレンダーって呼ぶ。一般的に呼ばれてるのはやっぱりヒンドゥーカレンダーだけど。

中国人が中国のカレンダーを持っているように、ヒンドゥーの人たちはヒンドゥーカレンダーっていうのを使ってる。

ゆうむ:じゃあそのカレンダーでは新年は4月にあるんだ。

セルベン:そうだね。中国新年みたいに日付は変わるけど、4月にあるよ。

そして、ヒンドゥー教の行事は全部そのカレンダーに従って開催される

光に満ちた喜びの祭典「ディーパバリ」

ゆうむ:さっき話してたディーパバリはどんなお祭りなの?

セルベン:ディーパバリは、ヒンドゥー教のお祭りで、ぼくたちの神様であるクリシュナが悪魔を退治して、人間を自由にしてくれたから、それをお祝いするんだ

悪魔がいなくなった後に闇が消えて光と希望に満ち溢れたことから「光のお祭り(Festival of Light)」とも呼ばれてる。

ゆうむ:だから、お祭りのカラーはすごく明るいんだ。

セルベン:そうそう、デコレーションはみんな黄色やオレンジの蛍光色だし、ランプも使うんだよ。そして一番大切な事は神様が人々を悪魔から助けてくれたこと。

由来は今話した通りだけど、実際のお祭りでは、お寺に行ってお祈りするよ。爆竹も使って。

ゆうむ:爆竹!?

セルベン:そう。中国人も中国の新年の時に使ってるけど、それに近いかな。

あと、自分の親戚や家族のお家に行って一緒の時間を過ごすことも大切。伝統的なご飯を食べたり、近況について話したり。

ゆうむ:なんだか日本人のお正月みたいだね。

セルベン:さっき話した通り、ヒンドゥー教のお祭りであるディーパバリもヒンドゥーカレンダーに従って開催される時期が変わるよ。

2017年は10月になったけど、11月に開催される時もある。

茶色くて甘いご飯を食べる収穫祭「ポンガル」

ゆうむ:他のお祭りにはどんなものがあるの?

セルベン:他にはポンガル(Pongal)って言う収穫祭もあるよ。タミルの農家の人もそうでない人も食べ物が収穫できたことに対してありがとうって太陽の神様に感謝するんだ。

マレーシアでは祝日ではないけど、毎年1月に祝ってる。

ゆうむ:収穫祭ってとても大切なことだよね。そもそも食べ物が無ければ生きることができないから。って言いながら、ぼくは参加したことないなあ。日本でも新嘗祭とかが昔からあるのに、なんか恥ずかしい。

他にはどんなことをするの?

セルベン:あとは、ポンガルっていう茶色くて甘いご飯を食べる。実は、お祭りの名前はこのご飯から来てるんだ。

ゆうむ:茶色くて甘いご飯…?

セルベン:そう。なんで茶色くて甘いのかと言うと、黒砂糖と牛乳を使ってるから。神様にもお供えするよ。

ゆうむ:うわあ…それっておいしいの?

セルベン:結構おいしいよ。もし食べたかったら、マレーシアにあるインド系のレストランでも食べることができるよ。しかもポンガルの日に行ったら無料で食べられる。

ゆうむ:そうなんだ。今度食べてみよう…かな。

マレーシアを観光するなら「マラッカ」が1番

ゆうむ:マレーシアで観光するのに良いところや好きなところはどこ?

セルベン:ぼくは歴史的なものが好きだから、マレーシアだったらマラッカをお勧めする。マラッカを見てるだけでマレーシアの歴史をたくさん見ることができるから面白いよ。

ゆうむ:マラッカは世界遺産にも登録されてるんだよね。この前行った時、イギリスの雰囲気を持った教会や建物、船が印象的だった。その一方でチャイナタウンもあるのがマレーシアらしい。

セルベン:そうだね。イギリスの攻撃から建物を守ろうとした景観とか、イギリスがやって来た後のマレーシアの文化の流れも見ることができる博物館もある。だからマレーシアについて詳しく知りたかったらマラッカが1番いい。

他にも観光なら、クアラルンプールの国立博物館や国立動物園とかもいいし、ペナン島に行ってみるのもいいよ。

もしマレーシアのいろいろな文化について知りたいと思ったら、ヒンドゥー教や仏教のお寺とか、イスラム教のモスク、バツ洞窟にも行くこともできる。

ゆうむ:いろいろあり過ぎて、周りきれない。笑

行きたいけど行きにくい憧れの先進国日本

ゆうむ:じゃあ日本のイメージはどう?

セルベン:日本はとても発展した国だし、日本人はみんなすごく礼儀正しい。それにぼくは日本のアニメがめちゃくちゃ好き。

だから将来は、日本に実際に行ってみたいと思うけど、それには時間と、もちろん十分なお金が必要だからまだ難しい。やっぱりマレーシアの通貨は日本に比べるとまだ弱いから。

食べたい日本食は数え切れないほど

セルベン:そして日本に行ったら、本当の日本食を食べてみたい。マレーシアの日本食はマレーシア人向けにアレンジされてるって聞くし。牛肉はぼくの宗教で禁止されているから食べられないけど。

ゆうむ:例えば、どんな日本食が食べてみたい?

セルベン:やっぱりぼくはアニメを見るのが大好きだから、普通はすごく有名な食べ物が食べてみたい。

例えば、ラーメンやたこ焼き、中華麺、寿司とかも全部!あとは、おにぎりなどのインスタントフードやどら焼きも食べてみたい。

それに、日本の伝統的なご飯も食べてみたい。

ゆうむ:すごいたくさんあるね。伝統的な料理なら京都に行ったらいいと思うよ。

日本で行くなら…「菩薩」と「アニメ」

ゆうむ:日本で訪れるとしたらどこ?

セルベン:日本のお寺に行って、菩薩の銅像を見たい!

菩薩のポーズ…?

ゆうむ:菩薩!?また変わってるね。笑

セルベン:だって、日本のお寺にあるんでしょう?お寺や神社とか日本の文化や歴史、伝統を感じられる場所ならどこでも行ってみたいな。歴史が好きだから。

あとは、東京に行って東京タワーを見てみたい。

ゆうむ:東京タワー?どうして?

セルベン:実際に見たこと無いけど、アニメでは見たことあるから行ってみたいと思ったんだ。

ゆうむ:なるほど。タワーだったら、スカイツリーが日本で1番高いタワーだから、スカイツリーに行った方がいいよ。

セルベン:そうなんだ。じゃあ、スカイツリーにも行きたいな。あとは、やっぱりアニメに関連した場所にも行ってみたい。例えばアニメ全体のミュージアムとかドラえもんのミュージアムとか。

ゆうむ:すごくたくさんあるね!日本旅行に1週間あっても足りないくらい。

日本人に求めるものは「英語」と「海外」

ゆうむ:何か日本に対してネガティブなイメージはある?

セルベン:実際に悪いって言いたいわけじゃないけど、日本人にもっと他の国の文化について知ってもらいたい。ぼくたちが日本に行ったときに、日本人が他国の文化や宗教について知っていたら気軽に話ができるし。

それに英語を話してコミュニケーションしようと思っても英語が話せない人がまだ多いから、英語を話せる人や文化についてもっとたくさんのことを知っている人が増えれば、海外からより多くの外国人が気軽に日本に来ることができると思う。

ゆうむ:確かに、英語は日本の1つの課題だよね。

セルベン:例えば、外国人が日本に行ったとき、どこか行きたいところについて日本人に道を聞こうと思っても日本語で聞くのは難しいし。翻訳にスマートフォンを使うこともできるけど、スマートフォンでは正確に翻訳できないところもたくさんある。

それに英語でコミュニケーションできたら、日本人と友達になれるかもしれないし、お互いの知らない文化を知れるかもしれないから、そっちの方がよっぽどいいな。

高い技術力と面白いアニメは日本の労働力の結晶

ゆうむ:じゃあ日本のポジティブなイメージは?

セルベン:やっぱりみんな熱心に働くっていうイメージが強い。

ゆうむ:ポジティブなイメージなんだ!

セルベン:ぼくたちはメカトロニクス工学を勉強してるけど、日本のロボティクスなどのテクノロジーに関する技術はマレーシアに比べるとかなり発展してる

それにアニメもあれだけ質の高い作品を毎年のように生み出してるのはすごいし、ぼくのいつもの楽しみでもあるよ。

字幕でアニメを見ていると日本語で何を言ってるのか知りたいから、将来は日本語を勉強したいと思ってる。最低限、日本人と日本語で話ができるくらいは日本語を勉強してみたいな。

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