マレーシアの大学で必須?インターンシップの企業を探す方法
- 2020.04.08
- マレーシアで生活
マレーシアの大学にはインターンシップ必須のところがあります。ぼくの通っているAPUは特にそうなのですが、工学では12週間のインターンシップ経験が必要です。インターンシップを通過して初めて卒業できます。
卒業が関わってくると少し心理的なハードルが上がりますが、インターンは探せば見つかるので、あまり構えることはありません。といっても、インターンをどのように探せばいいのかイマイチ分からない、という方にインターンシップをさせてくれる企業の探し方をご紹介します。
まずはインターンシップの必須条件を確認しよう
インターンシップを応募する前には必須条件の確認が必要です。ここでは特に重要なものをチェックしてみましょう。
インターンをする分野の確認
まずは、インターンをする分野の確認です。これは結構簡単で、自分の専攻に関するものを選択すればOKです。
ぼくの場合はメカトロニクス工学なので、主に電気や機械を使った製造やロボットのプログラミングをしているところなどが当てはまります。ITや工学関係はハッキリと選択するべき分野が定まっているため、比較的簡単ですね。
一方で、ビジネス系の専攻の場合、例えば会計や人事、インターナショナルビジネスなどになると業種が問われません。どんな企業もやっていることはビジネスなので、そのような専攻の人は広くインターンシップ企業を探すことができます。
インターンの期間
次に確認しておきたいのが、期間です。工学の場合は12週間ですが、その他には16週間や半年というところもあるかと思いますので、自分で確認しておきましょう。
また、12週間のインターンが必要でも、1つの企業で12週間なのか、複数の企業を合わせて12週間なのか、という点も重要です。もし複数の企業でインターンできるのであれば、その方が様々な業界を見ることができてより多くの経験が積みやすいからです。ちなみにぼくの場合は1つの企業で12週間でしたので少し残念です…。
インターンの場所
最後に、インターンの場所も重要です。APUの場合は、国を問わずどこでもインターン経験ができればOKなので、マレーシアでインターンをせずとも日本に帰ってインターンをして大丈夫です。メカトロニクス工学では、留学生たちで自分の国に帰ってインターンをしている人もチラホラ見かけます。
ぼくは、日本に帰ってインターンをするという選択肢もありましたが、せっかくなので海外で働く経験を積んでみようと思い、マレーシアでインターンをしています。20代の内は海外就職も視野に入れているので、それも理由の一つです。
インターンシップの企業を探す方法
いよいよマレーシアでのインターンの探し方をご紹介しますが、最初に気を付けて欲しいのが、通勤距離です。通勤に1時間かかるようなところにわざわざインターンをしに行きたくはないですよね。
「絶対にこの企業はでインターンをしたい!」というところがある場合や、インターンの企業近くに宿泊先や社員寮がある場合はいいですが、そうでない場合は近い職場、約30分以内で行けるところで探すのがおススメです。
Googleマップなどを利用して企業を検索する
近場で探すとなると、手っ取り早いのがGoogleマップでの検索です。自分の住んでいるエリアの近くを範囲指定して検索すれば企業が出てきます。
例えば、「Engineering company」などを入れれば工学系の企業が探せます。あとは気になる企業のWebサイトのお問い合わせやメールアドレスに連絡すればインターンの応募ができます。簡単ですね!もちろん、送るメールの内容や履歴書はしっかり考えて準備しておきましょう。
大学のリストで探す
APUの場合は、大学からインターンができる企業のリストを提供してもらえるので、そこから応募できます。他の大学はどうなのか分かりませんが、インターンシップがある限り、大学側もリストアップしている可能性が高いです。
リストに掲載されている企業は、これまでにインターンシップを受け入れてくれた企業なので、応募する価値は十分あります。しかし、こちらも近場に企業があるのかどうか確認を忘れずに!
JobStreet.com、LinkedInなどのサービスを使う
日本ならリクナビやマイナビなどの就活サイトがあるので、そこからインターンシップを探せます。それらと同じで、マレーシアには、JobStreet.com、internsheeps、glassdoorという就活サイトがありますので、そこからインターンシップを探すこともできます。
普通に「malaysia internship」と検索すればサイトが出てくるので、検索してみてください。「malaysia engineering internship」のように自分の専攻に関するキーワードを盛り込んで検索すれば、より見つけやすくなるかと思います。
一つ注意して欲しいのが、これらのサイトには、基本的に公式にインターンシップを募集している大きめの企業のみ掲載されているということです。そうでない企業の場合は、これらのサービスを使わない他の方法で探しましょう。
また、LinkedInはビジネスに特化したSNSです。海外では広く使われており、ここから企業で働いている人にアプローチできます。自分の大学出身の人を見つけることもできるので、その人と連絡を取ってインターンをすることもできるかもしれません。
自分のアカウントを作成して、プロフィールを充実させたりする必要はありますが、今後の自分のキャリアを積んでいく上でアカウント作成はしておいた方がいいでしょう。
Google検索で業種を検索してリストアップする
自分の探したい企業の業種が具体的に定まっている場合は、Google検索エンジンなどで検索して調べることもできます。
例えば「malaysia web hosting company」などと検索すれば、マレーシアにあるWeb制作系の企業がズラーっとリスト形式でまとめられている記事が出てきます。リスト内で各企業の詳細も一緒に掲載されているので、素早くインターンシップの企業を調べるのに適しています。いい企業が見つかったら、そこのお問い合わせから連絡してみましょう。
最終手段は大学で
これは最後の最後にどうしても企業が見つからないという場合ですが、APUの場合、大学でインターンすることもできます。大学や分野によってはできない可能性もありますが、もしどうしても見つからないときは大学にお願いしてみましょう。
許容人数があり、他にもたくさんインターンがいる場合は難しいので、注意してください。
インターン探しはお早めに!
大学でインターンが必須だとかなり重要ではありますが、どうしても調べるのに時間がかかったり、どれだけ応募すれば見つかるのか分からないため、インターンを探すのを億劫に感じていつまでも敬遠しがちです。
そういうぼくも履歴書を作ったり、企業探しをしたりするのは面倒くさいと感じることもありました。しかし、ズルズルとインターン探しを後回しにしていても消えてなくなるわけではなく、ずっとストレスを抱えることになるので、早めに探し始める方が精神的にも楽になれます。せめて4か月前くらいからはインターンの企業に応募し始めたいところです。
一気に履歴書作成から企業調査までを進めようとすると大変なので、今週は履歴書や応募メール文の作成、来週は企業探し、という風に週ごとに何をするか決めるとあまり負担にならない形でインターン探しが進められます。
実際に、インターンが見つからず、卒業が遅れた学生もいるという話も聞いています。直前になって焦らないよう、少しずつでいいので自分に合ったインターンが見つかるように行動してみてくださいね。
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