マレーシア封鎖(MCO)中の大学講義やスケジュール調整具合を紹介

マレーシアで生活

マレーシアの活動制限令が実施されたことで人の生活に必須でない企業は営業休止かテレワークに移行していて、当然ながら大学も同じくキャンパス内での講義は一時的に中止とされています。

確かに、大学のような数千人規模の学生が集う場所に集まれなくなるのは、感染拡大の3つの密を避けるためには必須ですよね。一方で、大学の活動を止めるわけにもいかないので、様々な対応が執られています。今回は、ぼくの通っているAPUの対応を軸にご紹介します。

大学の対応(APUの場合)

大学講義はオンラインで

キャンパスに行くことができないので、現状、大学の講義はMicrosoft Teamsを使用してオンラインで行われています。APUの場合、大学側から各講義のタイムスケジュールが決められるため、講師と学生はそのスケジュールに従ってビデオチャット機能を開き、講義を実施しています。

基本的に、マイクとビデオは講師のみがオンにして、その他の学生は全員オフで進められています。100人規模の講義もあるため、さすがに多くの学生がマイクをオンにしてしまったら、誰が何を話しているのか分からないカオス状態に陥ってしまうのが目に見えます。

実際に、マレー語のクラスでは、講師が学生に「知っているマレー語を教えてください」と聞いたところ、みんなが口頭で答えるため、誰が何を話しているのか分からず、もはや人の声というより騒音が発生している状態になってしまったようです。(笑)

しかし、マイクをオフにしていると、講師と学生のコミュニケーションが取れないため、講師が何か質問や確認をしたら、学生はチャット機能でテキストを打ち込んで応えるようになっています。マイクよりチャットの方が荒れにくいので便利ですが、「みんなここまで大丈夫?」と講師が聞いたら「Yes」「Yes」「Yes」「Yes」「Yes」「Yes」「Yes」とチャットが返答の嵐になります。(笑)

なんにせよ、オンラインで講義が受けられる今の時代はありがたいですね。ここまで来ると講義は全部リモートでいいんじゃないかとも思えてくるのですが、大学の付加価値である、講師に直接質問や相談ができることや学生同士の交流ができる環境が失われてしまうので、やっぱりオフラインでの活動は必要だなと感じています。

オンライン講義での出席の取り方

そういえば、以前、オンライン講義の出席の取り方が1つの問題として取り上げられていました。例えば、もしオンライン講義にオンタイムで参加できなかったらどうするのか、という問題です。APUは留学生が60%程度を占めていて、アフリカから来ている学生も多いので、マレーシアとアフリカ地域の時差によってオンタイムで講義に参加することが難しくなってしまっているのです。

解決策としては、「4~7日以内にオンライン講義の録画を見るようにする」「講師に直接連絡する」「Microsoft Teamsで出席を取れるようなシステムを使い、学生が出席ボタンを押す」などがとられています。この点は、講師によって対応がバラバラです。オンライン講義に移った初期は、100人規模の講義で、講師が学生の名前を1人ずつ呼ぶので、呼ばれた学生はマイクをオンにして応えるという途方もないことをしていました。

現状の対策では、オンライン講義に参加しなくても出席を取れてしまうので、より正確に講義の出席者を特定したいのであれば、さらに徹底したシステムが必要です。しかし、世界中どの大学も出席を取るのは学生の責任下にあり、出席の重要性は高くないかと思いますので、おそらく高度なシステムが使われるようにはならないでしょう。(笑)

課題はオンライン提出、期末試験は延期

各講義には課題の提出がありますが、グループで行う課題や課題の提出に関しても対応がなされています。現状、学生たちが集まることはできないため、グループ課題はMicrosoft TeamsやWhatsAppを使って話し合っています

また、課題の提出は、APU独自のオンライン提出システムがあるため、そちらを使って行うことになっています。オンラインでなんでもできてしまって本当に便利なのを実感しますね。

ただ、さすがに期末試験をオンラインで実施することは現状難しいため、4月の期末試験は軒並み延期となっています。MCOが解除されるまで、スケジュールは決まっていない状態です。

MCOが4月まで延期されたのを受け、4月から新学期や新学年が始まる予定でしたが、すべて延期されています。APUは入学時期が一年に4回あるため、各学年で毎月のように新学期や新学年へ進む学生がいます。しかし、今回の措置でいつ大学が本格的に再開できるのか分かりません。

そのため、次々に同じような延期が繰り返されることになると、大学全体の流れが後ろに動く可能性もあります。となると、大学の卒業が遅くなり、留学生たちは一年期限のビザの手続きに追われることになります。そうなってしまうとマレーシアも留学生もかなり忙しくなってしまうので、その前に新型コロナウイルスに収束して欲しいです。

オンラインのカウンセリングサービス

APUには、大学生活を送る学生たちが何か精神的な不安や人間関係のトラブルなどが起こったときのためにカウンセリングサービスがあります。普段は大学のキャンパス内でのサービスなのですが、今回のMCOを受けて、オンラインでのカウンセリングが行われることになりました。特にこのような状況下ですので、オンラインでサービス提供することには重要な意味があるかと思います。

MCO終了後の大学はどうなるのか?

新型コロナウイルスのパンデミックは現状まだまだ拡大傾向にありますし、日本でも感染拡大が止まらず、緊急事態宣言がなされます。この状況下で再度、大学へ行くことはさらなる感染拡大を招く可能性が大きいため、MCOが終了したとしても大学が通常通りに稼働することは考えにくいです。

ですので、MCO解除後も大学はオンライン講義のまま執り行われるのではないかと予想しています。実際に、MCO終了後も今学期中はオンライン講義のみを実施すると決めた大学もあると聞きました。仮に、大学のキャンパス内の講義室で講義が実施されると通知が来たとしても集まる学生は少ないんじゃないかと思います。感染してしまったら元も子もなくなってしまいますし。

また、マレーシアMCOが発令されてから、自国に帰ろうとしても飛行機が飛ばず、マレーシアに閉じ込められてしまっている学生もいます。MCOが解除されてマレーシアから飛行機が出せる状態になったとしても、自分の国が封鎖されていた場合は帰れないので、いつ帰れるか不安に駆られている学生は少なくないのではないかと思います。

日本ではソーシャルディスタンスを取りながら学校を再開していますが、正直、今は集団で集まるべきではなく、感染拡大を封じ込めるために外出自粛をする時期だと思います。緊急事態宣言が発令されてからどういった動きになるのか、注目したいところです。

新型コロナウイルス収束にはまだ時間が必要に思えますが、焦らず一人一人が他者を尊重しつつ行動し、少しでも早く普段の生活に戻れることを祈っています。

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