僕が社会人を経てもなお、大学に進学したいと思った理由は1つ

僕が社会人を経てもなお、大学に進学したいと思った理由は1つ

思えばこれだけだった。

僕は今、大学生だ。

高校から直接進学した訳じゃない。大学への進学校から外語学院、そして社会人として4年間働いた後、ようやく大学に在籍して学んでる。

どうしてそんな道をたどっているのか。それにはいろいろな事情があってここでは記さないけれど、そうまでして大学に行きたかったのには、しっかりと理由がある。

 

最高の映画との出会い

ぼくは、ある映画が大好きだ。題名は「きっと、うまくいく」

世界的にも有名なインド映画で、英題は「3 Idiots」つまり「3人のバカ」となる。

 

題名からすると、バカな3人組がひっちゃかめっちゃかなことをするのかと思ってしまうけれど、実際には、笑いあり、涙ありのコメディ映画のよう。

インドでは2009年に公開されたのだけど、日本では少し遅い2013年に公開された。結構、話題になったから知っている人も多いと思う。

 

主人公に見た自由

そしてこの映画に登場する主人公ランチョーが全くもってバカではないのだ。

むしろ天才。

 

そもそもがインドにあるトップの大学に通う学生たちの話だから、みんな頭がいいのだけど、彼は別格。成績も首席で、いろいろな大変な状況を自らの頭脳を使って軽快に切り抜けてしまう。

そんな主人公だったら、みんな嫌ってしまいそうだけど、どうしても嫌いになり切れない魅力がある。

それが、彼の楽しそうな姿だ。

大学で競争のある環境の中、みんなが必死になって勉強している。

しかし彼は、冷蔵庫やラジオといった機器を解体したり、友達が作りかけて諦めてしまったドローンを完成させたりと、いろんなものに興味を持ち、自分のやりたいことを実践している。

映画の中でも主人公が友達に「どうしてそんなに勉強ができるのか」と聞かれた時、「楽しむことだ」と語っていたのが印象に残っている。

 

彼のそんな姿が、ぼくにとっては、人生そのものを楽しんでいたように見えて仕方がなかった。

最終的に彼は、様々な機械のある工学系の小学校を作って子供たちに工学の楽しさを教える先生であり、同時に大きな会社の社長でもあるという大成功を修めることになる。

 

自分のワクワクへ

そんな姿を見て

自分もあんな風に自分のアイデアを形にできるようになりたい

と心からワクワクした。

そういうスキルを手に入れることが出来ればもっと世界を楽しむことができると思った。

特に就職したいからとか、将来が不安だからとかいう理由で大学に進学することを決めたんじゃない。

 

純粋に、スキルを手に入れたい。
ロボットを作りたい。

 

ただこれだけの理由。そうしたらもっと人生が楽しめるじゃん。

そこからワクワクするようなプロジェクトをすることも、ビジネスをすることもできる。人を救うことだってできる。

自分のワクワクすることが、そのまま他の人の幸せに繋がる。それって最高に素敵なことだ。

 

迷ったら見つめ直す

なんとなく、将来が不安で。いい職場に就職したいから。

そういった理由で大学に行ってもいいと思う。

でもそれだと、もしかしたら大学での時間を無駄にしてしまうかもしれない。

勉強にやる気が起きなくて友達とずっと遊んでいたり、留年したり。

 

それなら大学になんか行かなくたっていい。

もっと自分と向き合ってワクワクを探したほうがよっぽど充実した日々を過ごせると思う。

ぼくはただもっとワクワクしたかった。

そのワクワクの元であるスキルを手に入れられるのなら、ぶっちゃけ大学でなくてもいい。

今の段階で「大学」が最良の選択肢であっただけのこと。

 

だから、じっくりと自分と向き合って、どこにワクワクがあるのかを見つけることができてから、どういう道を進んで行くのかを考えること。

これが一番大切なことなんじゃないかな。