自分の個性がない!そんな悩みの解決方法を「人の成り立ち」から考える

自分の個性がない!そんな悩みの解決方法を「人の成り立ち」から考える

自分の個性がないという悩みはたくさんの人が持っていると思う。

今回はそんな悩みの解決方法を、「人の成り立ちってどうなってるんだろう」というところから考えてみた。

人の成り立ちに関わるもの

普段、人と接しているといろんな個性があることに気づく。だから、表面的には、その個性から人が成り立っているように思える。

でも実際にそうなのかって考えてみると、個性から人が成り立つのではなく、人の成り立ちが個性を生み出していることが分かる。

 

じゃあ何が人を成り立たせているのかというと、そこには2つの要因がある。

 

1つは「環境」

この世に誕生してから成長する上で、どんな場所で、どんな人たちが周りにいて、どんな教育を受けてきたのか。そうした環境が1人1人の人間の考え方や行動、習慣を大きく形作ることとなる。

特に子供の頃の経験は一生を左右するほどの大きな影響を与える。例えば、ある子供が親に「お前は勉強ができない」と言われたら「自分は勉強ができないんだ」という考えが無意識のうちに植えつけられてしまうように。

 

2つ目は「考動」

環境が受動的なものだとしたら、考動は能動的なもの。自分の身の回りで何かが起こったとき、その出来事に対してどのように考え、どのように行動するのか。

簡単な例を挙げるとしたら、出来事をポジティブに考えるか、ネガティブに考えるか、ということ。自分がどう考えるか、というのは育った環境ももちろん大きく影響するのだけど、それでも自分を客観的に俯瞰してみることで考え方の癖を変えることができる。

 

外側の影響、内側の影響

上で説明した人の成り立ちに関わる2つの要因は、違う表現で言い換えられる。

それは、環境は外側の影響、考動は内側の影響だということ。

考えてみるとすごくシンプルなことだけど、それらの影響が綿密に関わり合って個性という1人の人格を形成している。

 

自分は1人だけで自分になったわけじゃない

1人の人間を成り立たせるのが、外側と内側の影響だというのなら、個人の性格が特定のタイプに分かれるのは、勝手に起こることではない。

学力優秀で自信にあふれる個性が生まれるのも、勉強が不得意で自信のない個性が生まれるのも、あなたの責任であり、周りの人々の責任でもある。

だから自分の個性を嘆くことがあるとしたら、それは全くの無意味。

そんなことをする時間があるのなら、自分で変えることができる「考動」を見直してみるべき。目の前に起こる出来事をどんな風に捉えているのか分析し、改善するだけで、個性はいくらでも塗り替えられる。