「与えて与えて与えまくる」がゴールへの”タイムカプセル”を作る
- 2020.03.02
- えんが話
自分の手荷物の中にクッキーが入っているとき、たまたま歩いていると友達に会った。
そんなとき、あなたは自分のクッキーを友達にあげる選択をするだろうか、それとも自分で食べたいからあげない選択をするだろうか。
クッキーから生まれる「恩」の気持ち
答えは人それぞれ違う。
たった一つのその問題の行きついた答えの中に自分のゴールへの道しるべがあるのか無いのか、ハッキリと分かれてしまっているんじゃないかとぼくは思う。
答えで言うと、クッキーをあげる選択をした人の方が自分のやりたいことのゴールに一番近い位置にいる。
それはどうしてだろう。心理学の中に「返報性の法則」というものがある。簡単に言うと、「何かをしてもらったら恩返しがしたくなる」という心の作用のこと。
だから、通りかかった友達にクッキーをもらった人は、きっと感謝の思いと「この人のために何かお返ししてあげたい」という気持ちが生まれる。一方で、クッキーをあげなければ何も気持ちの変化は起こらない。
恩が生み出す「タイムカプセル」
クッキーをあげる人は多くの人にあげればあげるほど、それだけの人数の人たちの心に感謝と恩返しの思いを抱かせることができる。
そうして溜まっていった思いは、ある日自分が「これがしたい!」と思えるゴールを目指すとき、一気にショートカットさせてくれるだろう。
例えば、クッキーをあげていた人が「クッキー屋さんをしたい!」と思ったときに、お店を作るためのお金をクッキーをもらった人たちが出してくれたり、いざお店を出したときに常連のお客さんになってくれたり。
クッキーをあげるかあげないか、たった一つの選択だけど、そのちっぽけな考え方の違いには後々の大きな恩返しの存在を生むか生まないかの選択に繋がってる。
まるで見えないし、いつ開けられるのかも分からない「タイムカプセル」を作っているかのように。
自分の持ってるものを「与えて与えて与えまくる」
でも若い人の中には「何を与えればいいのか」分からなくて動けない人もいるんじゃないかと思う。
その解決法は簡単で、ただ単に自分の持っているものを与えればいい。
それはクッキーかもしれないし、掃除をすることかもしれない。勉強を教えることかもしれないし、イベント情報を教えてあげることかもしれない。
とにかく自分の持ってるリソースの中から人の役に立つと思うものを与えることが一番重要。それも出し惜しみせずに。
出し惜しみするとなぜだか分からないけど、なんとなく分かってしまうから、「恩返ししたいな」って気持ちが生まれなくなってしまう。そうなってしまったら、タイムカプセルは作れない。
ぼくの場合、相談に乗るのは好きな方なので、相談してくれる人にはちゃんと応える。
マレーシア留学のことだったら、インスタやTwitter、ブログのお問い合わせから質問が来るので全部必ず返してる。
友達からのお願いごとがあったら、できる範囲でしっかりと応える。もちろん、やりたくないことやできないことは断ってやらないけど、できることはしっかりやる。
「与えて与えて与えまくる」
その選択は思いもよらない未来を作ってる最中なのかもしれない。
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