マレーシアMCO中にオーナーの優しさが身に染みた

マレーシアMCO中にオーナーの優しさが身に染みた

マレーシアではMCOで自由に外出することができません。いや、マレーシアだけではなく世界中で多くの国々が封鎖して孤立状態です。それに伴って経済活動も急激なスピードで停滞、失業や倒産も後を絶ちません。そんな中、マレーシアに滞在しているぼくは自分の住んでいるコンドミニアムのオーナーの優しさにありがたみを実感しました。

結論から言うと、マレーシアMCO中の家賃を通常の3分の2に引き下げてくれたんです。キッカケはぼくのハウスメイトで、自国の家族が経済的に苦しくなり、家賃が払えるような状態にないということでした。なので、自分の友達にお金を借りるというのです。でもお金を借りられたとしても借りられる額は現在の3分の2程度でした。

「このままでは家賃がまともに払えない」マレーシアから自分の国に帰ろうにもお金がかかりますし、海外も同じように封鎖していたり感染が拡大している状況。このままマレーシアに滞在したいというのが本音でした。そこで、オーナーに家賃の値下げ交渉をすることに。

通常支払っている家賃は月にRM1800(約45000円)なので、これをどうにかして値下げしてもらえないか提案する価格を考えました。最初に考えたのは半額のRM900です。しかし、RM900で提案したときにこの価格交渉がうまくいかず、オーナーの反感を買って交渉ができなかったらどうしようと不安になったので、3分の2の価格RM1200で交渉しました。

すると…なんとか値下げしてもらうことができました!

この価格を3人で分けて1人あたりRM400(約10000円)です!今考えるとオーナーも鬼ではないので半額で交渉しても怒ることなくRM1200に落ち着いていたかもしれませんが、値下げできただけでもかなり助かりました。それに、値下げできただけではなく、こんなメッセージももらいました。

食料不足や体調不良があったら、すぐに連絡するように言ってくれました。優しい…!ぼくらハウスメイトは3人とも保護者からは遠く離れたところにいるので、心配してくれているんだと思います。

いえ、もし自分の持ち家で新型コロナ感染者が出たら次の入居者が入りにくくなるということも懸念しているのだと思いますが。(笑)食料不足のときに連絡するように言ってもらえるだけありがたいですね。また、こんな連絡もありました。

やっぱり大学生なので、家で健康を維持して勉強するように!とのことです。(笑)なんだかマレーシアでの父親のようなオーナー。新型コロナで外出自粛の緊張感とストレスに疲れる生活の中、ホッコリした出来事でした。