マレーシアの大学で良い成績や評定A+を取るのは難しいです

マレーシアの大学で良い成績や評定A+を取るのは難しいです

マレーシアにある大学ではどうすれば良い成績を残せるのでしょうか。

海外の大学は日本より卒業が難しいと言われることが多いですよね。そしたらマレーシアの大学で良い成績を取るのは難しいんじゃないか、と思えます。というよりも、APUでは実際に難しいです。

ではどのくらい難しいのでしょうか?

今回はマレーシアの大学で良い成績を取るのがどのくらい難しいのか、卒業も難しいのか、そして、良い成績を取るためにできることについて、ぼくの通っているAPUを参考にご紹介します。

合格は簡単でも良い成績を取るのは難しい

この辺は個人のレベルによって簡単か難しいかの判断が変わってくるので、一概には言えないのですが、良い成績を取るのは難しいと個人的に思います。

というのも理由があって、APUでは課題にクリエイティブなアイデアを求められるんです。要は個人のオリジナリティですね。

課題は同じ専攻のクラスメイト全員に同じものが与えられるので、そこで差別化しないといけません。逆にいえば、クリエイティブなアイデアが出せれば簡単にA+が取れると思います。ちなみに、A+は評点が80以上(100点満点)です。

卒業はそこまで難しくない

良い成績を取るのは難しい一方で、卒業はそこまで難しくないと思います。なぜなら課題でクリエイティビティを出さなくても、合格することはできるからです。この場合、B+を取れればいいくらいです。

となると、残りは期末試験がカギとなりますが、こちらも勉強を疎かにしなければ落第することは無いので問題ないでしょう。

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クリエイティブなアイデアって?

課題の説明を読んで「なんだ簡単そうじゃん」と思う人も「難しそう…」と思う人もいるでしょうが、実際にクリエイティブなアイデアってどんなものか想像できるでしょうか?

例えば、ぼくのメカトロ工学では「振動センサーの作成」という課題が出ました。

ただ振動センサーを作ればいいだけではなく、満たさないといけない必須事項があります。この場合、「50cm以内の振動を検知する」「100m/s^2の加速度を0.1m/s^2の分解能で測定する」といった感じです。これは課題でこなすべき最低ラインです。

ここからどうやって振動センサーの性能を上げるか考えるのにクリエイティビティが必要です。例えば「振動センサーを構成する部品の数を減らしてサイズとコストを下げる」「ユーザーが使いやすい設計にする」などですね。

クリエイティビティがどんな感じかイメージが掴めましたか?基本的にユーザー目線から「こういうのがあったら便利だなあ」と思えるものを追加していけばOKです。これで課題でA+が取れます。

A+を取るためにできること

ここまで読んだ方は「良い成績取るの難しそうだなあ」と思いながら、それでもやっぱり良い成績を取っておきたいのではないでしょうか?そこで、A+を取るためにできることをご紹介します。

ちなみにぼくは1年でCGPA3.7(最大4)を取ったので、ある程度信頼性は高いのではないかと思います。

十分な英語力をつける

良い成績を取るために1番大切なのが英語力です。

講義やテキストは全て英語なので、英語が分かっていないと勉強しても理解できません。なので、まずは英語での勉強が問題ないというレベルになりましょう。

手っ取り早く英語力をつけるには、自分のコースに関連した単語を覚えたり、本を読んだりすればいいです。ぼくも講義が始まってから工学の単語がズラズラ出てきて、最初に苦労しました(笑)。

特に数学はカッコ(英語でBracket)でさえ友達に聞かないと分かりませんでした(笑)。今では、早めに勉強しておけばよかったなあと後悔しています。

関連記事:数学用語の英語表現や読み方は?かけ算やわり算、累乗、平方根など一覧

課題で配点の高い箇所に注力する

課題には必ずレポートが付いてきますし、プレゼンテーションがあるものもあります。そして、どの課題にもマーキングスキームという、講師が評価するポイントがあります。

なので、これをしっかりと満たせるようにレポートを書いたり、プレゼンをしたりすれば高得点が狙えます。大事なのは、レポートに長文を書くことではなく、短文でも求められていることを書くことです。

このあたりは、読み手の目線に立って考えると書くべきことが分かりますよ。自分のレポートが読み手にとって分かりやすいか、しっかりとポイントを突いているか、をよく考えてみてくださいね。

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友達と協力する

課題には個別のものとグループのものがあります。

グループのものは、最初からクラスメイトと一緒にやることになるからいいのですが、個別のものは自分でどうにかしようとして詰まることがあります。

そのときに、いつまでも考えていても時間の無駄になる可能性があるので、分からなかったら友達に聞いてみるのがおすすめです。すると、友達が分かっていることと自分が分かっていることをお互いにシェアしながら課題を早くこなすことができますよ。

話の話題にもなって交流が増えますし、英語力もグンと上がって一石三鳥です。

レポートのフォーマットは絶対に守る

レポートにはフォントの種類やサイズ、行間、バランス、引用方法などの決まり(フォーマット)があります。これらは大学で統一されていて、課題の詳細説明に掲載されているので、しっかり確認しましょう。

フォーマットはいわばボーナスポイントです。

というのも、レポート内容には関係なく評点がもらえるからです。なので、フォーマットはしっかりと守ってレポートを作りましょう。

レポートのテンプレートを作っておけば、いちいち別のレポートをコピペして作り直す必要が無い上に、フォーマットもしっかりしたものが簡単にすばやく作れるのでおすすめですよ。

さいごに

マレーシアの大学で高成績を取るのは簡単ではありませんが、しっかりと勉強して課題をこなせばできます。ここに書かれたことを参考に頑張ってください。