マレーシア英語訛りはひどい?訛らない方法と訛るメリットデメリット
- 2018.12.21
- マレーシアで英語

マレーシア英語には訛りがあります。じゃあ、どんな風に訛っているのでしょうか。
マレーシアの英語と聞いて考えておきたいのがその訛りではないかと思います。
英語を勉強するなら、ネイティブスピーカーと同じ発音になりたいですよね。アメリカ人やイギリス人のように話せたらかっこいいです。
ではマレーシアでも同じような発音ができるようになるのでしょうか。今回は、マレーシア英語の訛り方と訛るメリットとデメリットをご説明します。
マレーシア英語の訛り方はひどい?
マレーシアの英語の訛りはハッキリいって、ひどいです(笑)。
日本語で例えたら、標準語に対する鹿児島弁のイントネーションのような音程をしています。ぼくが初めてマレーシアに来たときは英語なのかよく分かりませんでした。それには明確な理由があります。
日本の英語教育ではアメリカ英語を勉強しますよね。それに、アメリカはハリウッドやマーベルなどの映画作品も有名で、その英語発音を耳にすることが多いです。
なので、日本人はいつの間にかアメリカ英語のイントネーションがスタンダードになってるんです。だから自然とマレーシア英語の訛りを強いものだと感じるようになっています。
関連記事:マレーシア英語訛りが聞き取れない?イントネーションの衝撃的な特徴
マレーシア英語に訛らない方法はある?
「マレーシア英語の訛りはひどい」と知って「私は訛りたくない!」それか「私の英語は訛らないから大丈夫」と思う人も多いのではないでしょうか。ぼくも同じように思っていました。
しかし、マレーシアに来て訛らないようにするのは難しいです。
訛りはいつの間にか分からなくなる
綺麗なアメリカ英語を身につけたいと思うのは分かりますが、英語の訛りはにおいと同じなんです。
どういうことかというと、例えば他の人の家に行ったときってその家独特のにおいがあるじゃないですか。一方で、自分の家のにおいはあまり分かりません。
でも実際は、自分の家にもにおいがあって、他の人が来たときにはやっぱり違うにおいを嗅いでいるんです。つまり、自分の家のにおいが、においを区別するときの標準になっているんですね。
英語もこれと全く同じで、その環境にいると自分が知らないうちに訛ってしまいます。マレーシアにいると、マレーシア英語になるんです。ぼくも、もはやアメリカ英語の発音がよく分からなくなりました(笑)。2年ほど経った今では、もう気にならないです。
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訛るのが嫌なら真似する
それでも訛るのが嫌だという人は、毎日アメリカ英語を聞いたり話したりするしかないと思います。
ポッドキャストを聞いたり、CNNニュースを見たりするなどですね。さらに話すマネをしていれば、なお良しです。
訛ってしまったらデメリットがある?
マレーシアに来て訛ってしまってもいいと思っても、何かデメリットがあったら嫌ですよね。しかし、そんなことはありません。
英語はしっかりと通じる
もしマレーシア英語になって、他の国で英語が通じなかったら困ります。
実際のところ、発音をしっかりしていれば英語が通じないことはありません。日本語でも方言を聞いた時に言葉が同じであれば、何を言っているのか分かりますよね。それと同じです。
さすがに、言葉さえも変わってしまったら全然分かりませんが。鹿児島弁の「おじゃったもんせ」が分かる人はどれくらいいるのでしょうか…(笑)。
なので、訛ってしまっても、発音には気をつけながら話せばOKです。実際、ぼくがアメリカ人と話したときにもしっかり通じていましたよ。
世界のネイティブスピーカーは3割
また、英語を母国語として話す人は、英語を話す人の内3割だけと言われています。つまり7割の人は非ネイティブスピーカーなんです。おそらく大半の人が訛っています。
だから、訛りがあるからといって気にすることは全くありません。
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訛りより発音を徹底しよう
日本人も英語を話すときにはジャパングリッシュです。日本語の発音がそのまま反映されていますよね。
マレーシア英語訛りを気にするよりも、むしろジャパングリッシュ状態の方がヤバイです。というのも、日本人の発音が外国人には伝わらないことは多いからです。ぼくの友達でも日本人と話してもよく分からないと言う人がいました。
なので、徹底的に英語の発音ができるようになることに集中しましょう。その過程で訛ろうがなんだろうが問題ありません。
ぼくもアメリカ英語の発音を重点的に練習していました。そして、オーストラリアの語学学校に行ったときには、外国人に他の日本人よりも聞き取りやすいと言ってもらえたのが嬉しかったのを鮮明に覚えています。
訛るメリットはある?
訛ることにもメリットがあります。それは、その国に親近感が湧くことです。マレーシアに来てマレーシア英語になったら、そこが第2のふるさとになります。
滞在している間にたくさんの友達もできますし、安心感も生まれます。ぼくは、これが人生の財産じゃないかなと思っています。
日本でも地方出身の人が訛っていると、羨ましいと思う人がいます。ぼくも鹿児島弁なまりなのですが、東京出身の人に、羨ましいと言われることがあります。
なので、マレーシアに来たら、訛ることは気にせずそこを第2のホームにしてしまいましょう。
さいごに
マレーシア英語の訛りはスゴイですが、それを気にすることはありません。いっその事、訛ってしまえばいいです。そうするとまた違った世界が見えてきますよ。
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