イスラム教の外国人から必死に隠した。心臓止まるからホントに止めて!

イスラム教の外国人から必死に隠した。心臓止まるからホントに止めて!

マレーシア来て心臓が止まるかと思った外国人との一瞬の出来事です。

これはとある日のことです。

以前、ぼくはイエメン人とシェアハウスをしていました。イエメンはイスラム国なので、ぼくの友達もイスラム教徒(ムスリム)です。

そしてムスリムは豚肉が食べられません。

しかし、ぼくは豚肉が大好きなんです。

ムスリムのタブー「豚肉保存」

生まれも育ちも鹿児島で、毎日のように豚肉を食べて育ってきたぼくにとっては、豚肉の食べられない日々は苦痛そのもの。

なのである日、豚肉をスーパーから買ってきました。それも、こっそりと。

というのもムスリムの人たちは家の冷蔵庫の中に豚肉があることさえ嫌うらしいです。

ということで、バレないように赤色の袋にくるんで冷蔵庫の隅っこに入れていました。

ぼくのハウスメイトはたまにしか自炊をしなかったので、冷蔵庫をじっくり見ることは少なく、全然気づかれませんでした。

しかし、ある日事件は起こります。

突如開いた悪魔の扉

時は午後6時頃。

ちょうどお腹が空いてきたので楽しみにしていた豚肉を食べようと、チャーハンを作ることにしました。

ハウスメイトはいつも部屋にこもっているので、特に何も気にすることなく料理していました。野菜や卵、肉を炒めて味付けし、最後の仕上げにご飯を混ぜて完成です。

その間、ハウスメイトの部屋はまったくもって静かだったので、心の中では「よし、大丈夫だ」と思ってフライパンからお皿にチャーハンを移します。

しかし、お皿に乗っけたまさにその時、まるでタイミングを見計らってたかのように

 

ガタッ!

 

と悪魔の扉が開きました。

[adsense]

心臓が凍る…恐怖の質問

出てきたのは悪魔…ではなく
無垢な顔したハウスメイトでした。

彼は「おお、いいにおいだね」と言いながら、そのまま近づいて来ます。

当のぼくは、そそくさと自分の部屋に退散準備。しかし、あろうことか、彼はぼくとぼくの部屋の間に立っています。

 

避けられない…!

 

そして、ついに彼はその言葉を口にしました。

 

「おお美味しそう。あれ、この肉は何?」

 

ヒェッ…!

心臓が凍るかと思いました。不意打ちとはまさにこのこと。

 

ぼくの口から苦し紛れに出てきた言葉は

「えーと…牛肉だよ」

我ながら下手な逃れ方。ちなみにムスリムは牛肉が食べられます。

 

対して、ハウスメイトの反応は…

「おお…」

 

なんだか釈然としないような感じではありましたが、納得したのかそれ以上は追及されませんでした。

彼が料理に詳しくなくてよかった…。

その後は緊張の糸が解け、心臓バクバクの状態が数分続きました。

それでも、チャーハンに入った豚肉は相変わらず美味しかったです。

さいごに

文化の違いって難しいですが、こういうことがあると面白いですね。もう繰り返したくは無いですが(笑)。

みなさんもユニークなエピソードがあったら、ぜひ教えてください!