マレーシアの治安は悪い?留学や旅行は夜に注意!警察のあり得ない話も
- 2018.01.08
- マレーシアで生活
マレーシアの治安ってどうなの?
旅行して様々な文化や食を楽しみたいという人も、格安で英語が学べるということで留学したいという人も、気になることだと思います。
今回は、マレーシアの長期滞在者である僕の聞いた治安の話と注意したいことについてご紹介します。
マレーシアの治安は良い?悪い?
世界治安ランキングで見るマレーシア
ズバリ!マレーシアの治安は良いのかというと……他の国に比べると世界上位にランク付けされているほど「良い」という結論です。
↓実際に僕が参考にしたデータはこちらの記事です(2013年のデータ)
https://dlift.jp/countrypeace/countryPeaceDisplay
マレーシアは31位にランクインしています。これはアジアの国々の中で見ても、中国、韓国、タイ、フィリピン、インドネシアといった国々よりも高いランクです。
逆に、シンガポール、ブータン、台湾、香港はマレーシアよりも上位にランクインしていますね。さすがシンガポールは先進国ですし、ブータンは幸福の国と言われるだけのことはあります。また、シンガポールはもともとマレーシアだったものから独立してできた国で、マレーシアに隣接しているので、安心できますね。
日本の治安の良さはトップ
それでは日本と比べるとどうなのか気になりませんか?答えを聞かなくても分かると思いますが、日本の方が圧倒的に治安が良いです。
ランキングでは、日本は堂々の第6位にランクインしています。
これを見ると、日本人としてとても誇らしい気持ちになります。これは海外に出てみないと分からないことですが、日本って本当に他国に比べると平和な国なんですよね。東日本大震災の時にも、食べ物の争いなどネガティブな事件が起こることなく、みんなが助け合ったという事実からも日本がいかに平和なのかが分かります。
ああ、そんなことを考えただけで気持ちがホッコリしてきました。
なお、マレーシアでは、殺人が日本の約2.1倍、強盗が日本の約24.4倍も発生していると言われています。数字だけ見ると、なんだかマレーシアがめちゃくちゃ危険で1人で外も歩けないんじゃないか、と思えてきます。
しかし、実際のところ、僕の経験や他の日本人やマレーシア人に聞いた話によると、しっかり気を付けておけば大丈夫とのことです。
では一体どのようなことに気を付ければ良いのでしょうか?
語学学校や大学のセキュリティー説明会
僕はマレーシアに留学して語学学校と大学で勉強していますが、入学して最初の時期に学生参加必須の説明会があります。
その名も「Security Briefing」!!つまり、セキュリティーに関する説明会です。
最初、名前を聞いたときは何のことだか全く分からず「へぇー、こんなのもあるのか」といった軽い気持ちでいました。完全に平和ボケです。笑
日本の大学に留学生が来た時も、こんな説明会はあるのでしょうか?あったとしても大都会じゃない限り「夜に出歩かないように!」とは言われなそうですね。
注意すべきは、やっぱり夜
説明会で教わったことは、簡単に言えば「自分の身は自分で守れ」ということです。
泥棒や強盗はもちろんのこと、麻薬などの誘惑にも乗らないようにすることを実例を元に説明してくれました。
マレーシアで麻薬をしたり、所持していたりすると、もちろん逮捕されます。そして今後二度とビザの発行許可が降りないばかりか、最悪の場合は死刑となるので、絶対に麻薬をしてはいけません。
泥棒や強盗については、やっぱり夜が一番危険です。
これは日本でも同じですね。具体的な例でいうと、夜の2時ごろに出歩いていた学生がある男にナイフで金を出すよう脅されたことがあるとのことです。
また、私の知っている日本人も財布を盗まれたことがあると話していました。幸いにも盗まれた財布にはお金しか入ってなかったため、カード類は盗まれなかったとのことです。もしクレジットカードやパスポートを盗まれたらと思うとゾッとしますね…
また、新たな手口の強盗もとても巧妙で、ビックリしました。
マレーシアの新たな犯罪に「えっ、まさか!」と驚く理由。鞄を閉じて!
マレーシアは他国に比べると治安は良いですが、絶対安全というわけではないので、自分の行動をよく考えることが大切です。
ちなみに、知り合いのマレーシア人によると特にラテン系の人が危険とのことでした。ご参考までに!
警察官のあり得ない話
説明会で教わった内容で一番驚いたことは、警察官についてのことでした。
マレーシアの警察官の制服には、右上に次の写真のようなカラーがついています。
このカラーで警察官の階級が分かるようになっています。カラーには4種類あり、それぞれ階級の高い方から
- 青:警部以上
- 黄色:警部未満
- 白:警察補佐
- 赤:停職状態
と決められています。
普段、警備員はたくさん見るのですが、警察官を見たことはないため、制服の右上にカラーが付いているのを見てみたいです。
ここで、注目すべきポイントはもちろん、停職状態である赤のカラーの警察官です。この類の警察官は過去になにかやらかした人なので、警察官なのに危険な可能性があるという厄介な存在です。なんだか、ゲームだったら出会ったら面倒くさい敵みたいな立ち位置ですね。
なにが厄介かと言うと、この雑魚キャラはターゲットを見つけるとパスポートを出すよう要求してくることがあるらしいです。身分証明をしろ、ということですね。
しかし、この人達はさっきも説明した通り「停職」状態にある人達なので、警察官としての権限を一切持っていません。もし話しかけられたら、制服のカラーを確認したと同時に全力で無視してOKです。むしろ話しかけんなオーラを全開にしてさっさと離れましょう。
日本人は、話しかけられて要求されたら従ってしまいがちなので、ここが海外だということを思い出して、間違っても要求には応じないことが大切です。
留学や旅行のときには、自分の身は自分で守る
マレーシアでは、
- 夜には出歩かないこと
- 警察官のカラーに注意すること
が自分の身を守るために重要です。
僕自身はマレーシアで全く泥棒や強盗にあったことがありません。夜に出歩きませんし、男だからというのもあるかもしれませんが。
やっぱり安全第一ですので、留学する時も、旅行する時も海外に来ていることを忘れずに、十分に気を付けたいです。
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