マレーシアのAPU附属語学学校の授業内容(スピーキング、リスニング)

マレーシアのAPU附属語学学校の授業内容(スピーキング、リスニング)

マレーシアのAPUの語学学校であるAPLCで行われる授業内容(リーディング、ライティング)をご紹介します。

こちらの記事では、APLCで学ぶ4技能の内の2つ、リーディングとライティングについてご紹介しました。

マレーシアのAPU附属語学学校の授業内容(リーディング、ライティング)

今回は、残り2つのスピーキングとリスニングについてご紹介します。

 

スピーキング・口述

 

スピーキングの授業内容

スピーキングは、なにより話すことが重要ですので、APLCでの授業でもとにかく英語を使っていました。簡単なものでいえば、テキストに載っている会話を真似してクラスメイトと話をするというもの。

これは、中学でもやったような気がします。あまり覚えていませんが(笑)。

 

少しレベルが高くなると、あるテーマに沿って3、4人ほどのグループで話し合い、それを発表します。テーマは「環境」や「食べ物」、「ファッション」など様々です。

また、話し合うときには、一枚の紙に意見をまとめたり、机サイズの紙にポスターを作成したりしていました。そして、意見がまとまったら、クラスメイト全員の前で発表します。

 

スピーキングのポイント

この授業を受けて、ぼくも小学生のときに日本語でポスターを作って、みんなの前で発表していたようなことを思い出しました。

この授業で大切なのは、自分から意見をどんどん言うことです。

黙っていると、グループメンバーの誰も意見を言わないことがあります。結果として、意見がなかなかまとまりません。

また、それとは逆に、自分が黙っている間にメンバーがどんどん発言して勝手に意見がまとまっていくこともあります。

日本人に比べると外国人はかなり活発な人も多いですので、ここは話を遮るくらいの勢いを持って発言することが大切です。

 

ちなみに、ぼくは意見が全然出ない状況も、意見が勝手にまとまっていく状況も、両方とも経験済みです(笑)。

発表するときだけではなく、グループで話し合うことも立派なスピーキングの練習なので、とにかく文法や話すスピードに自信がなくても話しましょう。

聞いてみると分かるのですが、外国人の文法はビックリするほどメチャクチャです。でも意見は次々とまとまっていきます。

発言することが大切だということを象徴しているような出来事です。

 

リスニング・聴解

 

リスニングの授業内容

リスニングは、日本と同じくCDプレーヤーで流れる音声を聞いて、問題に答えるというスタイルでした。音声を聞いた後は、先生と答え合わせをします。

難しかった問題はもう一度音声を聞き直したり、先生からの補足説明があったりします。

あんまり日本と変わりが無くてつまらないと思ったかもしれませんが、中には、2時間使ってみんなで映画を観る授業もありました。しかし、なんの映画だったのかは今となっては忘れてしまいました(笑)。

 

大学で英語を使っている今でも思いますが、映画はかなりハイレベルです。

なにしろネイティブが普通に理解できるスピードなので。ぼくの弱々しい英語レベルでは、たまに出てくる簡単な「Come on!!」「F**king shit」などがハッキリ分かるくらいです(笑)。

でもこれが理解できたら、ネイティブレベルといえるのでしょう。

 

リスニングのポイント

APLCに通っているときに、先生にリスニングのアドバイスをいただいたのですが、これが結構、役に立っているのでご紹介します。

その方法とは、ニュースや動画を聞いているときに一旦動画を止めて、自分がどれだけ理解できているかメモを取って確認するというものです。

今でも、英語を聞いていると音だけ聞いていて、内容が全く頭に入ってこないことがあります。こうしたときに、一度動画を止めるなどして、今まで聞いた内容はどんなものだったか、頭の中で整理してみるんです。

そうすることで、「あ、全然聞いてなかった」とか「今のは分かった」というのがハッキリします。是非、みなさんの英語学習にも取り入れてみてくださいね。

 

さいごに

日本人にとって、なかなかハードルが高いスピーキングとリスニング。これらは、筋トレのように地道に続けるしかありません。ぼくもずいぶんと苦労しました。

それでも、大学の授業を聞いたり、質問したりできるようになったので、焦らず、少しずつレベルを上げていきましょう。