マレーシア料理の特徴と安いお店や予算、知っておきたいこと(写真付)

マレーシア料理の特徴と安いお店や予算、知っておきたいこと(写真付)

マレーシアの食べ物や飲み物にはどんな特徴があるのでしょうか。

マレーシアに行ってみたいと思ったとき、どんな料理があるんだろうって気になりますよね。
食べ物は旅行に行ってみたい理由の一つですし、あまり美味しくなかったり、お腹を壊したりしたら大変です。

そこで今回はマレーシア料理の特徴とどんな料理があるのかについてとことんご紹介します。

料理は辛い、飲み物は甘い

マレーシア料理の特徴は何?と聞かれたら、ぼくは「料理は辛いし、飲み物は甘い」と答えます。それも日本人の許容できる範囲を超えちゃってるんじゃないかと思います。

辛くないと思って食べたら予想以上に辛くてサウナのように汗が吹き出したり、甘い飲み物は甘すぎて残したりしたことがあります(笑)。もし飲み物がこぼれたらコップがベトベトになっちゃうレベルです。

なので調味料の量をホドホドにして欲しいです。

基本的に安い

これはテレビの特番でも言われていますが、マレーシアの物価は日本の半分程度なので、安くご飯が食べられます。だいたいRM10以上持っていれば食事には十分です。

これくらいの値段で食べられるのは、ママックや中華系の屋台、インド系のレストラン、フードコート、ナイトマーケットなど、お店の出入り口が完全オープンになってるところです。

入り口が完全に開きっぱなしになっていて、テーブルが入り口の目の前にまで出ていることもあるので、すぐに分かりますよ。

逆に中華や日本のレストランに行くと、RM20を超えてきます。日本はだいたいRM30以上です。といっても1000円くらいなので日本と同じ値段で食べられます。

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衛生面では日本より厳しい

マレーシアの屋台料理は食べてもお腹を壊さないか不安になりますが、マレーシアの衛生管理法の罰則は厳しく定められています。そのため、過剰に心配することはありません。

参照:https://tonyjsp.com/food/yatai/clean.html

厳しく定められているのは、おそらくマレーシア人が日本人のように徹底した性格じゃないからでしょう。日本なら衛生管理はレストランの存続に関わるので、料理をする人は、手洗いや手袋、キャップをするのが基本です。

しかし、マレーシア人は手を洗っているのか怪しいです。実際、ぼくのハウスメイトである中国系マレーシア人は、石けんで手を洗いません。

マレーシア人はお腹が日本人より強いから気にしないのかもしれませんね。

辛い食べ物や甘い飲み物をオーダーしたくないときどうする?

辛い料理や甘い飲み物は見た目からは予測不能なことがあるので、不安だったらお店の人に辛いのか、または甘いのか聞いてみましょう。「Is it spicy?」「Is it sweet?」とか聞けばOKです。

でもここで、さらに問題がありまして…質問しても店員さんからの返事が「辛くない」だったとしても辛いことがあるんです…。

マレーシア人の感覚では辛くないのでしょうが、日本人にとっては辛いという絶妙なバランスにある料理ですね。こればっかりは食べてみないと分かりません。もし辛くないと言われたのに辛い料理に当たったら、これもマレーシア経験と思っておきましょう(笑)。

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また、お店や料理によって、味が濃かったり薄かったり油っこかったりの程度があります。これは人それぞれです。鹿児島とんこつなどの濃い味に慣れてるぼくにとって味が薄いと感じる料理は、他の人にはちょうどいいかもしれませんね。

調味料の量が濃かったり薄かったりするのはマレーシア人の性格から来てるんじゃないかな、と考えています。結構ゆる~い性格の人たちが多いので「これくらいでいいでしょ」と無意識に思いながら味の調整しているんじゃないかと。

どんな料理がある?

ご飯はパサパサなもの

ナシゴレン!

タイ米と同じくパサパサしているご飯です。日本米に慣れてる人にとってはパサパサし過ぎて美味しくないと思うかもしれません。

しかし、焼飯として食べると相性抜群でおいしいです。日本でもわざわざご飯をパサパサにして作りますよね。また、アラビア料理にもこのご飯が使われていておいしいです。

アラビア料理!(名前忘れた。笑)

彼らは料理の仕方を知ってるんですね。海外でご飯を食べると、日本料理は日本の食材の良いところ、外国料理は外国の食材をうまく使っているのがよく分かります。

パンの種類が豊富

ナン!

日本でパンといえばパン屋さんにあるようなものを想像しますが、マレーシアではより幅広い種類のパンが食べられます。

ザッと言うと、ロティ、トーサイ、ナン、ムラワッ(Mulawah、イエメン料理)です。ナンは学校給食で食べて知っている方も多いのではないでしょうか。これらは全部ナンのように平べったいパンです。分厚い順にナン、ムラワッ、トーサイ、ロティという感じです。

ロティチャナイ
トーサイ!

ロティ、トーサイ、ナンはママック料理店で食べられます。ぼくがいつも食べるのもここです。しかしナンは夜にしか作られていないので、夜にはナンを頼みましょう。

辛い料理はこんなの

冒頭で述べた辛い料理について、ママック料理店の料理は基本的に辛くて油っこくて野菜が少ないと思っていて間違いないです。

バイキングみたいにたくさんの料理が入っているものがあるのですが、そこにはズラッとカレーが並んでいます。その中の9割は辛いので気をつけてください。ぼくは泣きを見ました。

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まあでも料理は安いし美味しいので、つい行ってしまいます

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また、マレーシア料理で代表的なナシレマのソースは日本に無い辛さで、食べたとき舌がヒリヒリします。

ナシレマ!

他にも、ナシゴレンをオーダーすると、チリパディ(Chilli Padi)という醤油と唐辛子を混ぜた調味料がついてきます。チリパディはそこまで辛くなくてナシゴレンの味を変えたいときに良いですよ。

チリパディ!

ぼくのハウスメイトは、いつもチリパディをお箸にチョンチョンって付けて食べてます(笑)。「いやいや、かけて食べたら?」って言うんですが、本人的にはこれでいいそうです。

とにかく甘い飲み物はこんなの

マレーシアの飲み物は「甘い」がスタンダードなので、コーヒーや紅茶を頼むと甘いものが来ると思っていてください。しかもミルクや砂糖だけではなく、練乳を入れるんです。

テータリック(練乳が入ったミルクティー)はマレーシアの飲み物ですが、甘すぎたので1回飲んで満足しました(笑)。

また、フルーツジュースも種類が豊富で、スイカやロンガン、ライチジュースなど、もともと甘いのにも関わらず砂糖を入れています。マレーシアの人は糖尿病の人が多いのが良く分かりますね…。

なので、マレーシアに来たときは、くれぐれも甘いものを飲み過ぎないように注意してくださいね。

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中華料理はあっさり

肉骨茶!

中華料理の食べられるお店なら豚肉が食べられます。また、チーチョンファンやバクテー(肉骨茶)、ディムサムといった美味しい料理もありますし、ミーという麺を使った麺料理も食べられます。

ディムサム!

麺の太さが3種類の中から選べたり、スープの味の種類が選べたりするのでいろいろ試してみるのもいいですね。ビールが飲めるのも中華料理店の特徴です。

野菜も適度に使われている料理が豊富にあるので、あっさりした健康的な料理が食べたいと思ったときは中華料理店に行きましょう。

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インド系料理

実は家の近くにお店があまりないため、インド料理はあまり食べたことがないです。しかし、バナナリーフミールは特徴的で美味しかったですよ。

その名の通りデッカいバナナの葉っぱに乗ったご飯のことで、奄美の鶏飯に似ています。ご飯と一緒に5種類以上ものカレーや薬味が一緒についてくるので、それらを混ぜて食べます。

そこまで辛くないカレーもあるので、ぜひ食べてみてくださいね。

さいごに

マレーシア料理は、いろんな民族のものがあって種類が豊富です。正直なところ、ぼくは、どこからどこまでがマレーシア料理なのか正確には分かっていません(笑)。

まあ、ご飯が美味しく食べられるなら別にいいですよね。ということで、今日もマレーシア料理を食べてきまーす!